アニメ・コミック・ゲーム

2009年8月17日 (月)

バールのような、もの

崩落にめげず、夜行バスで東京にいく!って次男の思いつめ方が尋常でなく、なんなんだと思いながらも駅まで送ってやろうかとひょいと見ると、リュックの口からコミケの案内の分厚い冊子が。

おまえコミケにいくんか。
うん。お母さんも行くか?

少しずつ垢じみてゆく青春の象徴としてジェノサイド・コミケ 生沼義朗『水は襤褸に』

一発で見抜く私もわたしだが、お母さんも行きたいんやろ。席ぐらいなんとかなるやろからおいでよ、なんてことしれっと言える次男も次男かと。

・・東下。一生ぶんのネタになるかと許してやったが。
 
「自宅へと帰りつくまでがコミケです」そう、遠足の延長だから 生沼義朗『水は襤褸に』

駅とか満員電車のなかでとかで買いあさってきたキモいブツ本とかをぶちまけてしまい、なんてはなし、聞くから心配してたけど、不通の路線が開通した翌朝、熱中症にもかからず家に無事たどりつく。
荷物はヤマトで送れとアドバイスしてやってたのに自分で持って帰ってしまい、ひどく肩をいためたらしい。もう、あらゆる意味でバカかと。

ただひとこと「あっ」と言いさしそのままに止んでしまいぬ館内放送 生沼義朗『水は襤褸に』

「あっ」って声の放送、あった?、と聞く。
「なにそれ」 
・・。

「走らないでください」という呼びかけが怒号となりたる開場直後 生沼義朗『水は襤褸に』

「入るまで炎天下2時間じっと立って待ってたけどな、すごくみんな静かで、列とばしなんかもなく行儀よかったで」
ふーんよかったね。エスカレーターが満員になって崩落したってはなしもあるのに。
「トイレにいったりしたら順番があとになるから、待つ間は飲まず、持っていったゼリー食べた。
みるからにはじめて地方から来ましたって挙動のやつらがいっぱいいた。自分を見ているようで痛々しかった」
スタッフさんに何か聞くときも基本、敬語って感じ?
「もちろん敬語。ありがとうございました、礼。って。
で、この歌のような(走らないでください)、っての、何回も聞いた」
ふーん。
「ゆっくりしていってね、ってフレーズが人工音声みたいな感じで永遠に再生されてた」


   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>   ゆっくりしていってね!!!   <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ     __   _____   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´

・・雑駁すぎる説明でもうしわけないが、このフレーズ、はやっているらしい。
というわけで、こうきたか、と。
猛烈に感動。

ついでにコミケじゃないけど、こういうのが大好きな大きなおにいちゃんたちが殺到した催しでおきた事故の動画↓


「バールのような、もの」については疲れたから次回(をい

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2006年11月 2日 (木)

怖いマンガを読んだ

昨日は午前中から午後にかけてじっくりと近藤芳美『歌い来しかた―わが短歌戦後史』岩波書店(岩波新書)を読み、いいしれぬ感動に心が浮き立ち無防備になった状態でなぜか一気にマンガ『ひぐらしのなく頃に(鬼隠し篇)』を読んでしまい、バランスを完全に壊してしまう(笑

「ひぐらし」は三男が友達から借りてきたもの。
一見気色わるい同人マンガ、実は人間の心の闇を酷いまでするどくえぐりとった青春ホラードラマ。
・・時代から取り残されたような村。閉じられた空間。そこに生きる子供たち。
閉じられた青春。
何度も繰り返される事件。
「ごめんなさい。ごめんなさい。」と泣く少女。
・・永遠に回帰する時間。
・・死者と真実と。どちらの数の方がどれだけ多いのか。
ただひぐらしの鳴き声だけが響く、永遠の夏・・

あーこわかった。
・・おかあさんはあんまりこわくてきのうはなかなか寝付けませんでしたよ(笑

悪夢にうなされたような気もする夜はあけ、咲いてる薔薇を花瓶にいける。
今朝きったのはピース、そしてアイス・バーグ。
PCに加えデジカメも壊れてしまい、写真がアップできないのがザンネン。

生くる四囲なべてを絶てるきりぎしのごとき夜をあり人は叫ばず 近藤芳美

・・「ひぐらし」にもそんな場面、あったなあ、と(ネタバレ?

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2006年6月21日 (水)

小鳥の巣 2

小鳥の巣、ということを昨日書いたが・・
萩尾望都のマンガ『ポーの一族』のシリーズ『小鳥の巣』が意識にあったのは当然のことで。

わたしがこのマンガを読んだのは中学校のときだったろうか。
終戦後のドイツの古い寄宿学校。行方不明になった生徒。入れ違いのようにやってきた謎の二人連れの転校生。
やがて明かされるいじめの事実。行方不明の少年ロビンは自殺したのだろうか・・転校生たちの謎とは・・そして学園祭でさらなる事件が!!
というような物語っていったって、実は吸血鬼だったっていう転校生ふたり・エドガーとアランこそが主人公で、
「--何かわからない、--空気の色が違う..!彼ら...!」
・・人間の、いや彼らは人間ですらないのだが、普通の生活のなかでも、
「異質なるもののにおい」
そういうものがある人がいる、そして「彼ら」に気づいたら逃げるか・・「狩る」か、どちらかしかない。
そんなことに気づかせてくれた物語だったようにおもう。

案外、人は「異質なるもののにおい」に敏感で、それを感じた者を排除にかかる。
それは時に容赦なく、徹底的に追い詰めることも辞さない。
それは性善説だの性悪説だのにかかわらぬことで・・

秋田でおこった殺人事件で、加害者女性の過去にいじめがあったことが繰り返し報道されている。
ああ、本当にひどいはなしがあったんだなあ、と眉をひそめながら見ているが、
だからといって、(嫁いじめをふくめ?)いじめられたひとがみんなこんな風に心がゆがんでしまう、なんて結論というか風潮にはならないでほしいっていうか、それってはっきりいって二次被害。

エドガーとアランのごとき駆け落ちのまねごとに我が八月終る 黒瀬珂瀾『黒耀宮』

『ポーの一族』ファンにはこたえられない一首。
いえ、昨日次男(高校生)が友人に
「玄関に小鳥が巣をつくったの、見るか?」
って幼稚園児みたいな自慢ばなしをして、あげくツイテきたその友人って・・って感じなんだけど、
まあ、この子はしょっちゅう友人を連れてきたり泊めたりしてるんでこちらも手馴れたもの。麦茶だしたりラーメンつくったりして、おかげで「いい子ちゃん」なお母さんも堂が入ってっていうか・・。
で、夜。その次男がしみじみ言うには、「お前のお母さん、いつも明るくてやさしいな」
・・みんなが言ってる。不思議や。
とのこと。

・・ちょっぴりうれしい。

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2006年6月 7日 (水)

梅酒

梅を買ってきて梅酒を漬けてみた。
子供のころ、薄暗い台所の隅で母がしているのをじっと見ていたとおりにしてみた。
母がしていたように梅と氷砂糖を順に重ねてホワイトリカーを注ぎ込む。ところが子供たち、我慢しきれずわたしの目を盗んでゆさゆさ、ビンを揺さぶってしまい、梅は浮き氷砂糖は沈んでしまって努力は水の泡ならぬホワイトリカーの泡。
でもこれもまた子供のころ、同じことをやって叱られたのと同じこと。
母が怒ってたようにしてわたしも叱っている(笑

青梅(あをうめ)の臀(しり)うつくしくそろひけり 室生犀星
梅の実の尻に子どものころの痣  宮坂静生

・・子供のころ、砂糖がビンの中で溶けているのをいつまでもじっと見ていて飽きなかった。
砂糖が溶けていく様子は子供にはなんだか酩酊感をさそう眺めだった・・
なんかそんなこと、なつかしく思い出してしまった。

まあここからはどうでもいいような腐ったようなはなしだが・・
変なアニメのオープニングらしきものを見つける。火曜深夜放送『ガラスの艦隊』というアニメのオープニングらしいが、どう聞いても音楽は『ベルサイユのばら』で、これってなんなの →ここ

こちらが正式らしいけど、→ ここ
あはは。大昔のアニメ『ベルばら』の曲の方が断然かっこいいっていうか、ぴったしに思われるのって、何故。

ちなみに・・この『ガラスの艦隊』にまつわる企画で女の子対象「執事喫茶」なるイベントがあるらしい・・って。
これもまた謎。

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2005年11月15日 (火)

盗まれたハート

紀宮サーヤの今日はめでたいご婚礼。
ということで朝からテレビはその話題のみ。
黒塗りの車が門を出るところを見て、わたしも家を出る。病院の待合室のテレビで続きを見る。
検査の結果は異常なし。でもこれからはきちんと検査にきてください。
「お願いします」
とドクターに言われ、
・・お願いします、なんていわれたりしたことって、いつもわたしにとっては理不尽なことばっかりだったのに、こんな「おねがい」もあったんだ。
とおもうと、ちょっと胸にツンときてしまった。

本当はいろいろ相談したいことがあったんだけれど、ちょっとうろたえてしまって、そのままなにも言えないまま帰宅してしまう・・

帰宅してもサーヤのお話ばかりが続いている。
‘結婚式のときの白いシンプルなドレスを見て、びっくりしました‘ というご学友のインタビューにはびっくりした。
それによると、あのシンプルなドレスは、かの宮崎駿監督『カリオストロの城』のヒロイン・クラリス姫の結婚式のドレスにそっくりなんだという。
びっくりしたついでに、さらなるびっくり。中等科ぐらいのサーヤ内親王伝ご親筆クラリスとルパンの後姿の図、までこのご学友、保管しておりわざわざご披露してくれたのだ。
たぶんあれはあの映画のラストあたりの場面だったと思う。陰謀がらみの政略結婚をのがれ、カリオストロ城を見上げながらよりそう高貴な姫と盗賊の姿を、いったいどんな思いでこのお姫さまは描かれたのだろうかと思うと、
・・見ていて胸がしめつけられる気がした。
「大好きで、恋焦がれておられました」
このご学友もきっといいお育ちなんだろう。いいお育ちの方ははっきりとものをいわず、どうにでもとれる言い方をするみたいだが、
恋焦がれていた・・というのは、事情はよくわからないながら、きっと本当なんだろう、と思った。

んん。でもクロちゃんってば。
ルパンに似てないか?といえば目のあたりとか表情とか雰囲気とか、なにやら似てる気も・・???
なーんてね。
「いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました。・・・あなたの心です」
ってのはこの映画の銭形警部のせりふだが・・
まあ、よかったよかった。めでたし、めでたし、ということで、にこやかに笑うサーヤさまのお姿に、ちょっとほろりときてしまったりした。

追加
さやさやさやさあやさやさやげにさやと竹林はひとりの少女を匿す 永井陽子
 『モーツァルトの電話帳』

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2005年10月20日 (木)

なよたけのかぐや姫

復活したテレビ番組『日本昔ばなし』を子供たちと観た。第一話は「花もほころぶかぐや姫~♪」の歌にもある「かぐや姫」。
昨今のアニメの流行をかたくなに拒否したようなかわいげのない^^;絵柄、そして語り口。
このごろは満月で、月がきれいだが・・
このリバイバルは、一度隠れた月がまたよみがえったようで、
先日観た満月を思ったら、ひときわ味わいふかい「かぐや姫」だった。

DSCF0627

そういえばかつて不動の人気を誇っていたこの怪物番組の視聴率を奪ったのは、たしか『セーラームーン』だったと思う。
「月にかわっておしおきよ」の決めせりふの月の国のプリンセス・セレニティーが、かぐや姫~♪の凋落を招いたというのも、なんだかなあ、と。

かぐや姫、といえば思い出すSFがある。
「月夢」星野之宣(『妖女伝説』所収)・・

月面での活動中に宇宙飛行士がが突然暴走をはじめてしまう。
呼び止めようとする仲間たちを振り払い走り続ける、その日系人サカキの正体。そしてその目的とは・・

というおはなし。
短編ながら、強烈なインパクトがあり、むかし最初読んだとき、途中から完全に号泣モードにはいってしまったものだった・・
こちら

映画『春の雪』の原作は、長編『豊饒の海』のシリーズの第一巻だが・・
豊饒の海というのは、そもそもが月面の地形につけられた名前。
月は死と再生を繰り返す不死の象徴。
・・最終巻を書きあげたのち三島が死んだというのも
なにか関連がありそうで、そんなことを思い出してしまう、このごろの月のあやしい明るさで・・

抱く髪抱かるる髪くらぐらとたちくる死者を春と呼びにし 永井陽子『なよたけ拾遺』

そういえばかぐや姫ことなよたけのかぐや姫から題を得た『なよたけ拾遺』のもうひとつのテーマは、作者の父の死であった。
歌集で繰り返し描かれる死のイメージは息苦しいが、それは再生を待つ月への祈りでもあったということかもしれない。

いさよひの月掻きいだく手のなかにひとのやうなる影あるばかり 永井陽子『なよたけ拾遺』
月明の竹林にねむる 否、ビルのましたにねむる夭きこころは 永井陽子『なよたけ拾遺』

現代の夜はあかるくなってしまい、月のことなど誰も見ていないと思われがちだが、
こんなふうに月はさまざまに姿をかえて、今も夜空に輝いているということなのだろうか。
人の心に夜あるかぎり。
否、人の心が夜を求めるかぎり。

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2005年10月12日 (水)

パスワード

次男が某WEBのゲームに夢中になってしまい、それを苦々しく見ていたが、クロスワードパズルとか計算問題とかもあり、これならおかあさんでもできるわ、などとついつい手伝ったりしていた。
キャラクターが成長していくのも見ていてたのしく、「ランクがあがったよ」なんて次男の報告を喜んで聞いたりしていた、つまりはDQN親だったりしたわけだが・・

そのゲームは自分のIDからログインして行うものだ(といってもわたしにはよくそのシステムがわからないのだが)。
ところが昨日、その次男がひどく怒りながら言うには、誰かにそのIDを盗まれ、ログインできなくなり、ついでに、いままでそだててきたキャラクターを盗られてしまったとのこと。

パスワードの管理が悪かったのでは、と疑ってみたが、そうでもなさそう。
もちろん、パスワードは他人が簡単に推測できるものではない。
わたしも次男もシロウトみたいなものなので、なんでこんなことが起こってしまったのかよくわからないし、原因を推測することすらできない。

ゲームの主催者側に通報してみたが、パスワードの郵送には1000円ばかり必要です、との知らせのみ。
(引用)パスワードの再発行につきましては、4月1日に施行された個人情報保護法に則した対応として、書面による郵送に限らせて頂いております(有料)。(引用おわり)
・・納得いかないまま何度もやりとりを繰り返したが、原因もわからず、犯人も特定してもらえず、問題解決の見通しも方法も教えてもらえず、まあそれは仕方ないとしても、
被害者であり、本来の所有者である自分たちがIDを取り戻すのに、いきなりなんでお金をはらわねばならないのか。
管理者は、盗用者がパスワードを勝手に改変することを許しておきながら、なんでわたしたちに、その改変されたパスワードを知らせてもらうための費用を払わせるのか。

自己責任、という言葉が一時期流行して、それはそのとおりだとおもう。
だがこういうことがあったとき、あまりのあほらしさに応対する気もなくし、泣き寝入りする方を選ぶひとは多いだろう。
・・被害者の方に酷い「個人情報保護法」なんて。
まったくひどいはなしだ。それは犯罪行為の横行をもたらし、罪を罪とおもわぬ者の増長につながるだろう。

こういった事件はこのごろよく聞く。だが、まさか自分たちがそんな被害にあおうとは。
インターネットの世界は怖しい犯罪の温床になるとはよく言われていることだけれど、被害にあうのはスキがあるからだと疑いもしなかった。
わたしだってこんなHPを持ったり日記を書いたりしているけれど、いままで特に怖い思いをしたことはなかった。だがそれは本当に幸運なことだったのだろう。いまさらながら自分の能天気ぶりにぞっとしてみたりした。

パスワードは「コレカラハキヲツケマス」。
・・今回のこの件は、いいお勉強をさせていただいたということになるのだろうか・・

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2005年10月 5日 (水)

「春の雪」の漫画化

10月12日(水) 週刊女性にて、三島由紀夫原作『春の雪』の劇画連載開始。御大・池田理代子が絵をかくらしい。「今年は生誕80周年、没後35年の節目の年にあたり」「今回のコミック化は、池田理代子さんの知人が三島さんの遺族とも交流があったことから」とのこと。(記事を引用すると長くなるので省略→ここ


「三島小説はその世界観が重んじられ、ほとんど漫画化されていない」「精ちな文章で描かれる三島小説は、その世界観を大事にしたい意向から、遺族も漫画化に慎重だった」

わたしは漫画はむかしのしか知らないが、作家の技量は、たしかにむかしの方がすごかったと思う。ただ、そのころはやはり文芸作品をビジュアル化することに抵抗があったし、だからといって現代では、三島作品をビジュアル化できる作家がいるだろうかということなんだろう。
たとえば、むかしの山岸涼子なんか『近代能楽集』とかかなり似合ってたと思う。

大正時代が舞台の少女漫画っていうと大和和紀の『はいからさんが通る』を思い出してしまうけれど、『ラブパック』を『あさきゆめみし』に昇華したような『春の雪』を見てみたい気もするが、仕方ないか。
でもどうせ漫画化されるなら『ニーベルンクの指輪』のキャラクターのひとりを最後、ヒトラーに変身させたくらいのデフォルメがほしいかもしれない。

実は池田さんは「ほとんど読んでいます」と話すほど三島作品の長年の愛読者。並々ならぬ思い入れがあり、数え切れない程何回も読み込んだ「春の雪」原作本は3冊も持っているほどだ。(略)

三島といえば聖セバスチャン、ってイメージがわたしにはあったが、そうか、池田理代子の漫画『オルフェウスの窓』の主人公たちが通う学校の名も「聖セバスチャン」とかいうのだった。
「私が20代の時、三島さんの死もリアルタイムで知り、大変な衝撃を受けました(池田談)」
ということだが・・
あの時代、あの事件に衝撃をうけない人はいなかったといえばそれまでだが、いわれてみれば「ベルばら」だって三島事件の影響を感じてしまう気もする。つまりあのバスティーユは兵たちが賛同した場合の市ヶ谷だったのか。

ところで『春の雪』はいわずとしれた『豊饒の海』シリーズの第一冊目。つまりエピソード1ってことで、漫画の方のもう掲載予定の女性週刊誌に予告編がでてるらしいから主人公の清さまと聡子級の配役は省略。

・・でも実はこの物語の本当の主役はあんただったかも、な聡子お嬢様の乳母の役は顔的にはベルばらのマロングラッセじゃダメね。清さまとの恋を泣いて邪魔しそうだし。
『雨上がり』のばあやさんだったら雪のなかお嬢様のお帰りをじーーっと立って待っててそのまま死んでしまいそうでこれもダメ。
『女帝エカテリーナ』のエカテリーナさまだったら・・
同時に手引きしてお嬢様と婚約者の間に既成事実をつくらせるという一種のアリバイ工作をやってのけた上、家に火をつけてみなの注意をそらしているあいだにお嬢様を無事身二つにしてさしあげ、やや子はあざらしの毛皮でぐるぐる巻きにして脱出させ、どこかで養育させておく、と。
それでもって『黒衣の伯爵夫人』のテオだったら・・
用なしになった清さまはあわれ地下室(座敷牢?)に閉じ込められて監禁されるか、きれいなお顔の人形につくりかえられるか、大きな鳥かごにいれられて天井からつるされ、下から槍でつつかれる、と (日本だから薙刀か

どうやら映画版のラストは原作と違う展開らしいけど・・
漫画版ではありえるかも、あざらし。(セイウチだったかも・・v

ということで第二作『奔馬』の飯沼(いいぬま)勲(いさお)は「オルフェウスの窓」のクラウスよりアニメ版「ベルばら」の方のサン・ジュストが正解だね、と。
ところで『奔馬』の鬼頭槇子(きとうまきこ)だが、軍人歌人鬼頭中将の娘で、歌人って設定って・・
モデルは斉藤史っておはなし、その弟子筋から聞いた事あるけど、そうだとしたら、むむむ。
・・絵画化するなら『オルフェウスの窓』のヴェーラが個人的に好き。冷たそうだけど情のある美人で、しかも陰謀だって偽証だってなんだって平気でできちゃう知力胆力をあわせ持つ、まかせて絶対安全剃刀って感じで、だって斉藤史なんだもんって、本当だろうか。

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2005年7月 4日 (月)

不思議ちゃんな歌3 /おたく度チェック

えっと、この前からなぜかしきりに

書(ふみ)の上に寸ばかりなる女(をみな)来てわが読みて行く字の上にゐる 森鴎外

って短歌に心うばわれ、いそいそしてる割にはろくに調べもしないでグータラしてるわけですが・・

なんかこれってもしかして元ネタ?ってのがありました。
17世紀後半に書かれた蒲松齢の中国の短編怪奇小説集『聊斎志異』の【37】愛書狂 です。

玉桂は本が好きで、20才を過ぎても結婚を考えず、本の中から好い人が迎えに来ると考えては暮らしていた。そんなある日、本を開くとそこから美人の描かれたしおりが出てきた。男はそれを眺めているうちに、彼女が話しかけてきた。そして二人は囲碁や将棋をして遊んだが、そのうち両者の間に子供が出来た。うわさを聞いた知事も玉桂の妻を見たいと思ったが、女が恐れて姿を隠したため、知事は怒って男の家の書物を焼き払ってしまった。

「本の中から好い人が迎えに来る」
・・こんなむかしから二次元妄想ヲタクってのはいて、かんがえることっておなじだったのねん。その相手の美人との間に赤ちゃんが、というくだりもなぜかほのぼの (でもどうやって? 

とゆーわけで
●当サイトへのリンクはフリーです。
事前の確認や事後の通知は不要です。
とゆーお言葉に甘えて、「書(ふみ)の上に寸ばかりなる女(をみな)来てわが読みて行く字の上にゐる」な挿絵もお借りします。見えにくかったらポップアップしてください。

ryo37

見えますか? 
ええ、そこ。本の上にゐますよゐます。
わが読みて行く字の上にゐますってば。あはは。
寸ばかりなる、どころか、大きさ的にいえばフィギャーってかんじだけど・・
鴎外んとこにやってくるんだったら、このとおり格調たかげな天女さまスタイルぐらいにしなきゃあ。
いかな妖精さんだってメイド服やら女給服やらおハダカじゃあ、ダメよね (をい
確証はないけど、きっとこんなんが元ネタじゃないかなって思うのよ、うん (ほんまか?

話し戻って・・
ラストの「知事は怒って男の家の書物を焼き払ってしまった。」ですが・・
オタクってのはたいがいものすごい試練に見舞われるものだけど・・
いきなり焚書ですかそーですか。
玉桂くん、泣いただろうなあ。
でもオタクの心情にまるで理解を示さないこの知事の偏狭性も、ある意味、ナイス。
鴎外はというと、玉桂くんみたいにならなくって現実世界でも家庭をもって、出世しまくり文豪の名をほしいままにしまくりで、これまたナイス。

+

あなたのおたく度チェック

質問:自分の趣味、好きなことに一ヶ月の内、どれくらいのお金を費やしますか?

・・短歌の本って高いのよね~。結社やらいろんな会の会費とかもあるし。主婦だし、そこんとここまるのよね。
なんてつぶやきながら、やってみました。

質問【9】 あなたの前をひとりの「おたく」が歩いてきました……
目を合わせないようにする
石を投げる
「同志よ!」と心の中で思う

・・ってゆっかー。
老人大学とかでしてるってひと以外、短歌つくってます♪ってひとじたい、村にはいないしねえ。
あ、それから。ザンネンですけど夏の大会、行けそうにないです。「短歌人」のお友達のみなさん、ごめんね。

自分の好きな話をはじめると止まらない
愛するキャラを自分のデフォルメで書いてばかりいる
脳内が常に愛するキャラに汚染されている

・・?
自分の好きな歌人の話をはじめると止まらない
はともかく・・
愛する歌人の短歌を自分のデフォルメで書いてばかりいる。脳内が常に愛する歌人に汚染されている。
なんか、短歌やってるひとなら当然な気も(^^;)

とゆーことで、わたしの結果。

あなたのおたくタイプは【妄想倒錯型】に分類されました。おたく度数は【120%】ぐらいです。

自分の妄想の世界に没頭する傾向が非常に強いあなたは、まごうことなき「おたく」と言えそうです。
あなたの興味方向はおもに二次元世界に向けられ、特殊な美的センス、特殊な嗜好傾向が既に確立されていることでしょう。
残念ながら重度のおたく症候群を患っているため、現実社会に戻るすべはないのかも知れません。
諦めて、これからも「おたく道」をまっしぐらに歩んでいってください。

あなたにぴったりのおたく称号:おたくの真髄
二次元妄想度  100%
自己顕示創作度  25%
強迫性知識欲望度  59%
客観的冷静度  39%

・・なぜ? 普通に市民生活してるよ、わたし?(笑

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2005年6月29日 (水)

BSアニメ夜話・劇場版「エースをねらえ!」

(記憶だけで書いてますので間違いなどありましたらすみません)
歌人の黒瀬珂瀾さんご出演の昨夜のBSマンガ夜話
今回のテーマは劇場版「エースをねらえ!」
ゲストは小林七郎(美術監督) 大林素子 黒瀬珂瀾 唐沢俊一

あのからん卿こと黒瀬珂瀾さまご臨席、しかも素材がアニメ「ベルサイユのばら」(以下「べ」)の後半を手がけた出崎統つながりとあってはどんなことがあっても見ずにはおれません。というわけで左のお耳にイヤリング♪「ポーの一族」のエドガーみたいなご装束で(違うかも。でもわたし、今のマンガ、知らないのだよ)ご登場の黒瀬さんにきゃーきゃー、テレビの前で叫びまくりつつあやしい夜はふける。
DSCF0392

つづいてエースにちなんだ短歌をご披露・・
・・「和歌っていうか、こんなんアリですか」、というようないきなりあんまり失礼なつっこみがあって、びっくり。
おまえら全員天誅じゃ。
でも黒瀬さんが動じてなくって、よかった。さすがからん卿。

番組は物語よりむしろ出崎統特集というか徹底解剖というかたちになっていた。
独特の、光と影の使い方、止め絵、三回繰り返し、画面分割、背景などのデフォルメ、口元や顔をみせず登場人物がセリフをいう場面、・・などの出崎ファンならまあ基本的常識なおなじみの技法がコアに語られていた。
70年代の高校生の青春、日常、生活、町並みなどへの言及、もっとふれてほしかったなあ。昭和の資料としても一級だとおもうから。
その点「雨の日はゴエモン蹴飛ばす!」、な私的な場面から物語がはじまることを指摘した黒瀬さんに、そうよそうなのよ!と叫ぶ。
原作が連載されてたのは石油ショックのショック抜けやまぬころだったけど・・
お部屋で猫と気楽に遊んでた女の子が成長して、飛行機に乗ってアメリカに行く。そんなお話だったんだなあ、とあらためて、おもった。

音響効果についての言及もあったが、効果音やら音楽、エースもジョーも「べ」もおんなじのを使いまわしてるはなし、出なかったなぁ(笑
ジョーもだけど、やたら「かもめ」が飛んでるなあ、という指摘もあったが、「べ」でもアンドレが鳩に餌をやったり、その他やたらお空に鳩が飛んでることがファンの間の長年の謎だったりもしている。
ジョーも岡ひろみもゲーセンで遊んでるってはなしも言及されてたが・・
さすがに「べ」でゲーセンは無理だな、ってことで(笑

原作と劇場版の違いもしっかりふれてほしかったなあ。
というのもクライマックスの最後の試合の場面だけは許せないとわたしは思っているから。
原作(おおむかし、連載時に読んだっきりだけど)ではたしか、日本の代表選手を一人だけ決める試合に向けた練習中にお蝶夫人こと竜崎麗香は肉離れを起こし、棄権してしまう。
ひろみとお蝶夫人の直接対決なんて、やぼの骨頂。若貴対決や紅天女はまぼろしの演目だから心がひかれるってもんでしょ(謎 
しかもひろみが勝つなんて、サイテー。

ひろみ あなたへ放つサーブにわが愛は宿るか(略)」という黒瀬さんの短歌が冒頭に披露されてたが・・
つまりこれはスポ根のカラをかぶった女と女の成就せざる愛の物語なんだから、ひろみは永遠にお蝶夫人に打ち勝つことができないし、お蝶夫人だって、ひろみを追いかけつづけさせなくっちゃあなんないから、不戦敗は許しても、ぜったい、ひろみに負けちゃダメなの。
宗方による、ひろみは俺の母に似ている発言が問題になってたけど、重大さからみりゃ、それ以上。
でもかんがえてみりゃ、これらの原作無視な操作は、ひろみとお蝶夫人の物語じゃなくって、ひろみと宗方の物語を描きたかったからなんだということになるってことってか。
・・でもまあそんなことを、お蘭の気持ちを知ってながら、その母を苦しめた女の娘である異母妹のお蘭に言うってのも、宗方って冷たい非常識な男。いや、言わせた出崎の男の論理が悪いのか(笑

ミヤザキ(宮崎駿)は思想家。トミノ(富野由悠季)は説教家。でもデザキは表現100パーセント、ということを小林七郎が言ってた。このひと、絵がすばらしいだけではなく鋭いことも言えるひとだったのね。この作品に対して「ストーリーはいらないのかもしれない」という言葉は、表現者から表現者への最大の褒め言葉だったかもしれない。
とはいうものの、出崎の世界はときどき破綻もある、「堕落するところも」という小林の指摘、言葉はきついがまったくそのとおりだと思う。
現在放送中の「雪の女王」でもその危うさがあるが、だいたい出崎作品はあざといというか、滑ってしまう危うさがあるし、「違うだろ~」って、観ててつらくなることもある。
でもそれはさておき、その美学・世界観は独特なものがあり、「散文的ではなく、詩だ」と評されるほどのやりたいほうだいな表現力は貴重だと思う。

しかし出崎の描く竜崎麗香って・・
やたら濃い。顔大きい。太もも胸元はずかしい。髪の毛逆立ったら怖い(金色から真紅にかわる)
叶姉妹先取り(笑
つうか、なんでこんなお嬢様がただの県立高校にいるの?(それを言ったら・・/笑

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2005年4月13日 (水)

桜の木の下には 2

きのうはとても寒くってストーブ焚きまくりでした・・
冬物はあつく、だからといって春物はさむい。微妙な季節です。

お引越しできないまま新学期もはじまってしまい、ダンボールに詰めておいた荷物をほどいて、なかのものを出したりしてます。
断りきれないままPTAのお仕事も引き受けてしまい、それもなんとかせねばならず。
なんでこうなってしまったのか。この状況、かなりトホホでつらいです。

昨日突然思いついてコメント欄で遊んでみたら妙におもしろかった名作「櫻の樹の下には」の関西弁バージョン。
『桜の樹の下には屍体が埋まってんねん!
 これは信じてええねん!・・・・』
左半治さま、引用させていただきました。その節はいっしょに遊んでくださってありがとうございますv
・・というわけで「櫻の樹の下には屍體が埋まつてゐる!」
のセリフをご当地で言ってみたら、こうなるw
(方言変換道場でトライしてみましたv)

大阪弁 : 桜の樹の下には死体が埋まっとる  
和歌山弁 : 桜の樹の下には死体が埋まってる  
岡山弁 : 桜の樹の下にゃぁ死体が埋まっとる  
高知弁 : 桜の樹の下にゃ死体が埋まっちゅう 
長崎弁 : 桜の樹の下には死体が埋まっとっ  
薩摩弁 : 桜の樹の下にな死体が埋まっとる  
津軽弁 : 桜の樹の下にだば死体が埋まってら

・・機械的作業だから正統派ではないと思うが・・
なんだか、まぬけ(笑


+発展篇+

鬼太郎「あっ、たいへんだ。とうさーん。ほらここ。桜の木の下に死体が埋まってますよ」
目玉おやじ「本当じゃ。人間というのは妖怪よりひどいことをする」 
--ゲゲゲの鬼太郎風に

メイ 「メイ、知ってるもん。桜の木の下にはトトロがいるんだもん。
   死体なんか、ないんだもん。
   ぜったーい、信じてるんだもん!」
さつき「わかった・・どんぐりね? そうね? メイ、あなた・・どんぐりを埋めたのね?
    だめじゃない! 樫の木は桜よりずっと大きくなるのよ! 
    そんなことしたら桜が困るじゃない!」
--となりのトトロ風に

あはれ花びらながれおみなごの死体のうへに花びらながれ
--三好達治「甃のうへ」風に

♪桜の木蔭でどんじゃらほ~い
♪おおきな桜の木の下に~
--それぞれ童謡より

コナン「そしてその死体は桜の木の下に埋めた・・そうだろう?」 
犯人 「・・おまえ、何者だ」
コナン「江戸川コナン。探偵さ」
犯人 「はっはっは。江戸川で桜で死体か。とんだ三題噺だ。
    おまえさん、おおかた花見酒で酔ったんだろう。
    おっと失礼、高校生だったな。酒は飲めんか」 
コナン「(非常に驚いて) ・・どうしてそれを」
--名探偵コナン風に

陳裳雲(ちんしょううん)は悪い予感がして窓の外を見た。その視線の先の、桜の木の下の枯葉の寝床に義童(ギドゥ)は眠って、いた。 
--森茉莉「枯葉の寝床」風に 

「桜の木の下に、死体が埋まっている・・ですって?
ほほほほほ。ご冗談を。わたくし、そんなこと、いたしません。
だって、わたくしのために選ばれたうつくしい人ですもの・・桜ですって? 
暑苦しい、毛虫だらけの、あんな花!
・・薔薇の下をごらんなさい。
あなたがさがしている人はそこに、いてよ」 
--中井英夫風に (題は特定できず。まっ、なんでもいいか、ということで)

追加(^^;)

麒麟「人間は・・木の実から生まれるんですか」
使令「そうですよ。地面から生えてきたりしません」
麒麟「実が落ちて虚空に流れてドンブラコって、つまりぼくって桃太郎みたいなもんなんだね」
使令「(困って)さあ・・虚空のことはよく、わかりませんので・・」
麒麟「(気にせずに)根っこに実ってるってこともあるのかなぁ。そう、ジャガイモかなにかのように。
    でもあはは。それって埋まってるってことなんだよね」
使令「・・なんのことですか?」
--小野不由実「十二国記」風に

「おまえ、なに桜の下に埋まってんだよ」
「べらぼうめ。頭の上に桜が生えちまったんだよ」
--落語「あたま山」風に /桜の木の下にはあたま山

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2005年2月10日 (木)

ラオウとサッカーの大黒

(再編集しました)
夜、サッカー観戦で性根つきる。
最後の最後に得点をきめてくれた大黒選手。その愛犬の名前が「ラオウ」だとニュース(ラオウの画像入り)などで知り・・
おおお。ラオウ、かわいぃ~♪(ハァハァ

でもどうせだったら
我が生涯に一片の悔いなし!
のポーズで決めてほしかった!と (犬にか?/笑
(↑でもこれってなんだかすごくぷりてぃーなトートバックだぞなんだかほしいじょ)

ところで、犬じゃなくって、こちらは馬ということで。
ラオウの馬:黒王号

ん? どうでもいいけど、黒王、ってのをひっくり返して王黒にしたら・・

・・オオグロ、って読めるかもしれんじゃん。

・・って、これって、ほんま?
もしかしたら知ってはいけない秘密では・・
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル  

とゆうわけで
大黒とラオウ (違 

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2005年2月 3日 (木)

ジパングの雪と月

先週からひいた風邪がなおらない。
気分が重く、返事をするべき手紙もメールも溜まったままだ。

先日から雪が降っている。

エレベーターに乗っていると、周囲の光景が視界のなかを沈んでいくように見えることがあるが、
降る雪を見ていると、奇妙な浮上感とともに、自分自身がゆっくりと降下していくような気分になることがある。

雪は、見るものの心に降り、
降り沈み、
人はやがて、自分の思いの中に沈みこむ。

長男がかわぐちかいじの『ジパング』1~6という漫画を買ってくる。

現代の自衛隊のイージス艦が1942年当時のミッドウェー海戦の海域にタイムスリップしてしまい・・というお話なんですが。
(ミッドウェー海戦(日本側作戦名 MI作戦)は第二次世界大戦中の昭和17年(1942年)6月5日(アメリカ標準時では6月4日)から7日にかけて、大日本帝国海軍がミッドウェー諸島沖でアメリカ軍に大敗した戦闘である。)ウィキペディア より

・・冒頭、イージス艦「みらい」が乗員ごとタイムスリップする場面で、一瞬、雪が描かれるんです。
もちろん気象的にも地理的にも雪が降るはずがない。
乗員たちも、あっ、とばかり驚くわけですが。

ここで、なんとなく、

「雪降れり時間の束の降るごとく」石田波郷

を思い出したりしてしまいました・・(をい


つまり、「時間の束」が降ったというかほどけたというか・・
まあ、「時間の束」って、なんなん?という突っ込みはさておき・・ (収拾できなくなるし

「信じ難い事ではあるが、本艦は 1942年6月5日、ミッドウェー海戦域に突入したと思われる」アニメ版より

・・つまりタイムスリップしたことを乗員たちは月齢の変化などで知るわけですが。
そう、満月だったはずなのに、異変の後、瞬時に月が形をかえているのを知り、これはおかしい、と。

ちなみに、
月齢カレンダー さん やら こよみのページさん で計算してみますと・・

1942年6月6日 が・・・・半月・・ちなみに下弦の月、だったんですか・・?

月はどんどん欠けていく一方・・
なんか、象徴的・・

「みらい」の乗員は海上自衛隊の人たちですから当然「専守防衛」なわけです。
それでもって、「専守防衛」と「あとだしジャンケン」は違う、ということですね。

・・いいえ。
お姑さんに対する嫁の立場ってのも、専守防衛・・なんていいたいわけではありません。
偶然、昨日は下弦の月で・・今朝も月がきれいだったと・・
晴れた夜明けの空に雪が降り、月がきれいだったと。

・・そういうことです (ますます収拾できなくなるし

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2005年1月22日 (土)

ゴースト/パトレイバー/GHOST IN THE SHELL

柳田国男と津波、のはなしのついでに、やっぱり出たか、津波のあと幽霊話ぞろぞろ。

 

【バンコク藤田悟】スマトラ沖大地震の津波で死者5300人以上の被害が出たタイで、幽霊を題材にしたうわさ話が大流行している。

 トゥクトゥク(座席付きオート三輪)に西洋人観光客を乗せたが、走っている途中に消えてしまった▽救難隊が、「助けて」という苦しそうな声を聞いて辺りを捜索したが、だれも見つからなかった▽プーケット沖を航行していたボートが、海中から誰かに揺さぶられるように揺れた--といったものだ。

 タイでは、「ピー」といわれる精霊信仰があり、幽霊を信じる人も多いため、こうした話がまことしやかに語られる土壌がある。今回のように一時に大量の犠牲者が出たのは第二次大戦以来のことで、人々は大惨事の後日談を幽霊話に託し、精神的ショックを少しでも和らげようとしているようにもうかがえる。

毎日新聞 2005年1月13日


 
「大惨事の後日談を幽霊話に託し、精神的ショックを少しでも和らげようとしている」
こうやって人々はトラウマを共有し、語り合うことで現実を乗り越えようとしているのかもしれない・・

+++

借りてきたDVD「機動警察パトレイバー 劇場版(89年)」「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(95年)」をたてつづけに見る。押井守祭りのやうw
ものがたりはともにSFだ。しかし、そこにひろがる廃墟のイメージはなになんだろう。
たとえばパトレイバーに描かれる東京の下町、同潤会アパート。攻殻の香港、九龍城。ともに最近急激に姿をかえてしまった都市の、今は亡き巨大廃墟、夢の跡ばかりである。
「海」のほとりに位置する、水の都のものがたり。
迷彩(つまり完全透明人間)が走り回る街・・GHOST IN THE SHELL のなかのGHOST。
水没する塔、入水自殺する人間、潜水するアンドロイド、降り注ぐ雨、水面や朽ちた窓やガラスを通してそそがれる光・・二作を通しくりかえし形を変えて描かれる「水」と「光」にまつわるイメージが、ともに死(と再生)と関連付けられているのが不思議だった。

+++

「あのあたりは80年代の土地狂乱のころ、地上げで壊滅した街の一部でね、その後の国土法の制定や何やらで結局活用されずに、いわば宙に浮いてた土地だったんだそうだ」

「それにしても奇妙な街だなここは。あいつの過去をおっかけてるうちに、何かこう時の流れに取り残されたような、そんな気分になっちまって。ついこの間まで見慣れてた風景があっちで朽ち果てこっちで廃墟になり、ちょっと目を離すときれいさっぱり消えちまってる。それにどんな意味があるのか考えるよりも速くだ」

「ここじゃ過去なんてものには一文の値打ちもないのかも知れんな」

「俺たちがこうして話してるこの場所だって、ちょっと前までは海だったんだぜ。それが数年後には、目の前のこの海に巨大な街がうまれる。でもそれだってあっという間に、一文の値打ちもない過去になるに決まってるんだ。たちのわるい冗談につきあってるようなもんさ。帆場の見せたかったものって、そういうことなのかも知れんな」

(機動警察パトレイバー/全台詞 )より


「わたしは情報の海から発生した生命体だ」
(「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」より)

攻殻の草薙素子さんって、興福寺の阿修羅王に顔がなにげに似てるって、おもったw

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2005年1月 8日 (土)

冬ソナカレンダー

7日朝、七草粥をつくりました。
白いおかゆに青く散る七草に、雪の間から芽吹く春の息吹を感じました。もちろん縁起ものとはいえ雑草がほとんど、ふだんなら見向きもしない青臭いにおいも今日ばかりはありがたく感じます。
このところ胃の調子がわるく、憂鬱だったのでたすかりました。

新春のたのしみはカレンダーです。年末、もらいもののカレンダーをあれこれあつめ、あれはここ、それはあそこ、とふりわけるのもたのしいものです。
いつものお店からいつものカレンダーをもらう。不況のころ、カレンダーどころではないとはおもうのですが、あつかましくてもこればかりはもらうのがたのしみで、お互いなんとか歳がこせた喜びを共有する気持ちになるというものです。
いつもの表紙のつぎの一月をめくると、ぼんやりなわたしの心もどこかひきしまります。このカレンダーはシンプルで字が大きく、それでも旧暦やなんやらものっているというものです。古臭いかんじですが、わたしにはこういうのがあうといまさらながら思いました。いい一年であればいい、と、汚れていない真っ白なカレンダーを壁につるしながら思います。
子供がほんのちいさいころにはさっそくとりついて、あらそうようにして家族の誕生日や記念日なんかを書き込んだものでした。
そんなことをするにはもうみんな大きくなってしまっていて、それでもなんとなくうきうきする気持ちばかりは同じような気がします。

1
というわけで冬のソナタカレンダー。夫が会社にあったのをもらってきました。こんな表紙です・・
写真、下手ですみません。
(ほかの写真ともども、クリックしたら拡大されます。アップにしてもヨンさまって、すてきなんですね・・)

2
1月2月はこんなの。きれいですね~

3
デザインがおしゃれなので、3月4月は今朝咲いた薔薇といっしょに写しました。
よくみえなくってすみません。

子供はこちら。三男はマリオいのちです。おばあちゃんちにあった企業宣伝用のカレンダーをもらってきました。
4
真ん中に「早起きは気持ちいいね!」と書いてあります。

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2004年11月20日 (土)

『もののけ姫』を観たよ

昨夜テレビで『もののけ姫』を観る。
どうやらヒロインのサンちゃん、幼少時に森に迷い込むか捨てられるかして、森のケモノの山犬たちに育てられたらしいが・・
ターザンだの狼少年ケンだの少年ケニアだのというのではなく(あれ、みんな男の子ばっかりだ)、こういう設定どこかで聞いたことあるかも、と思っていたら、
10世紀半ばから11世紀頃成立したとみられるわが国最古の長編物語、『うつほ物語』に似たはなしがあったかもしれない。
ただ物語の主人公のひとり、仲忠を育てたのは三輪明宏ではない(笑 
お猿さんたちである(笑  ここ やら、ここ
・・遣唐使として渡航したはずがなぜかペルシャくんだり(波斯国)にいってしまう清原俊蔭やら、うつほ(空洞・洞穴)に母とともに隠れ住みながら琴を弾く、その孫の仲忠やらの物語。
それでいてこのまま無理なく、宮中が舞台の波乱万丈のラブロマンスに発展してしまい、しいては源氏物語らの先行作品となる、という不思議っぷりがすごい・・
(追加
というわけでこの仲忠クンは最高位に属するお姫様と結婚しちゃうわけで・・
その「女一宮」(第一皇女・・の意味)との間に生まれた姫の名が「犬」というらしい。
この犬をモチーフにしたロマン譚は江戸時代の読本『南総里美八犬伝』に受け継がれていく、らしいけど・・ここ 
・・やっぱり、サンじゃんか。海外公開版の題「プリンセスもののけ」の意味がわかったようで、なにげに、どったまげた(笑)

さらにこの物語クリスマスカードの図柄にもなっているみたいだが・・ラブロマンスの主人公を猿が食糧を運んで養う、という物語のカードを贈られた外国人の困惑の顔がみてみたい気もする。


まあ、宇津保物語はさておき・・(^^
森で生きてたのが女の子で三輪明宏に育てられたらこうなる(笑、というはなしの『もののけ姫』は、ヒロインの山犬少女・サンよりやっぱりエボシ御前がかっこいい。
大人で虚無的で、それでいて「神殺し」への執念には突き抜けた凄みがある。
彼女は物語のおわりに片腕を失うが・・、
『風の谷のナウシカ』のクシャナにも、もしかしたらこのようなことがあったのかもしれないと思った。
というか、『ナウシカ』の「エピソード1」かなにかじゃないの?、と思ったりした。

+++

題詠マラソン2004 より
[8380] 008:姫 荻原裕幸 2004年04月12日 (月) 21時17分
姫ねえさまぁとナウシカを呼ぶ声に似た声に呼びとめられる夕闇

姫ねえさま~♪
やっぱり、『ナウシカ』がいい。
宮崎駿の作品は初期からいろいろ見てるけど、集大成のひとつとして「ナウシカ」があり、あとはそれを踏襲・模倣している気がしてならない(単にわたしがクシャナが好きなだけ)

+++

どうでもいいけど。
山犬にいのししにサルにねずみ・・いろいろでてきたけど、『もののけ姫』に熊がでてこないのは、なぜ?
十二支にはずれてるから? (違う

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2004年11月16日 (火)

『有明の休日』・・って。

この歳になってそれはないだろうと思いながらも、やはり気になるのがコミックマーケット、略してコミケ。
というのが、今の時期、いつも覗きにいくサイトさんがこぞって休止状態になるからで・・
同人誌として出品するための原稿の追い上げにかかっているんだろうな、と思うと、なにやらおかしい。

現在コミックマーケットが開催されているのは、東京・有明にある国内最大規模の屋内展示場である「国際展示場」(通称:東京ビッグサイト)。くわしいことは こちら でどうぞ、というわけで。
・・その有明なのだが。

某国皇女がそのコミックマーケットなるものに行きたいと思い、SPを巻いて・・という物語を読んだ。
もちろんフィクションだ。
題して『有明の休日』。そう、『ローマの休日』の二次創作。
これ、かなり有名らしい・・(笑

+++

「…サーヤ様…サークルチケットは…いや、ここは平等に並んで」

2000/05/23(火) 20:47付のこの書き込みが、物語のはじまりだったとはそのとき、たぶん、誰も気づかなかっただろう・・

+++

『有明の休日』という題は かの2chのこの板 (←なんだかリンクからでは開けないみたいです・・リンクの意味なし/笑)の[174]からはじまる。
はじまってすぐに(2000/05/25(木) 14:32ころ、突然) わずか2日で消えたはかない物語だ。
最近2ch出身のものがたりと有名になった『電車男』とちがい、完結はしていない。ありえない設定のなかで芽生えたあわい恋、でもそれはそのまま悲恋でおわることが宿命づけられ、輪郭がしるされたのみ、その断片しかわからない。
だがそのばかばかしい物語は、その不完全性ゆえにこそいっそう心ひかれる幻の小品として、愛惜され語り継がれたようだ・・というわけでもないかもしれないが、わたし、好きだなあ。
あ、いや。モデル詮索なんかしないでください・・やんごとなきお方がこういうところに出没するという、単なる「都市伝説」にすぎません。
・・そんな、わたしは、ただ、『ローマの休日』が好きなだけなんですから。
(ちなみに・・『有明の休日』のラストは記者会見の場面ではなく、ナント、園遊会なんだそ~だ。すごい)

+++

今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな
有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし
(ともに百人一首から)

+++

ちなみに源氏物語にも『有明の君』というのがいる。
ひとり宮中をさまよっていてそのまま、お妃候補でありながら父の政敵である光源氏と恋におちた、のちの朧月夜尚侍だ。
「有明」という言葉には、なにやら人の心を騒がす響きがあるものらしい。
・・冬至がちかくなり、朝でかけるときまだ暗いことがある。
わたしは早起きはきらいだが、ひんやりした夜明け前の空気は、好きだ。

追加 (11/16)
やはり! 結婚式のドレスは・・クラリス!? →こちら

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2004年11月 4日 (木)

「ブラック・ジャック」 2

さてそこでブラック・ジャックの登場とならず平和な外科処置終わる
松平盟子『うさはらし』

+++

(昨日の続きです)
えっと、現代の作家たちによって書き直されたBJが読みたくて、昨日目撃した雑誌「サスペリア」買いました・・
「ヤングジャンプ」の方は旧号になっていたのかしら、見送り。
ジェイムズ君に会いたかったのに(泣

結論いいますと、秋乃茉莉の『ブラック・ジャック』は昨日思っていたような妖美・艶麗な美少年吸血鬼エドガー路線じゃあ、ありませんでした (殴
ピノコもただのかわいい女の子というだけで、ゴスロリ少女路線のつくりもののお人形っぽさが、なかった。(原作のにもなかったが
BJの家の場面もありましたが、原作のは昭和の洋館の重厚さと簡素さがまぜこぜになっているいい家だったはずなのに、インテリアがどうも安っぽくって一見豪華だけど実は成金、ってかんじで、ちょっとかなしかった。
げに昭和は遠くなりにけり、ってところか。

+++

ものがたりのテーマは子供の取替え。
むかしむかし、親にしかられるときに言われたらしい言葉の筆頭のひとつに、
「こんな悪い子はうちの子じゃありません」
というものがあり、そこでお決まりのように言われたのが・・
橋のしたで拾ってきた子
というのらしかった。
わたしは親から直接言われたことはないけど (なにしろ橋のしたで拾われた子ではないけれど、父じたい孤児だったから、しゃれにならんのだった) こういう言葉は虐待以前に、物語でも日常会話でも、あたりまえのように飛び交っていた・・ように思う。
むかしはよく、そんなことがあったのかしら。そういえば「赤い運命」ってドラマもありましたっけ・・
(山口百恵主演。伊勢湾台風のため身元がいれかわったふたりの少女の運命の激動を描いたドラマ)
わたしは子供のころから変なものがたりを読みふけるのが好きだったから、当然そういう取替え子のはなしに影響されないはずがなく、ましてやBJで読んだこのはなしを忘れるはずがなく、自分の子供を出産したあと、取り替えられたりしないように必死だった。
そんなことをなつかしく思い出したり、した。

+++

ただこの物語の場合、子供の取替えをしたのが実の母親で・・
若い母親が、このままでは育ちそうにないと見限った子供を捨て、べつの子と取替え、その子を育てるという異常な事件を、手塚治虫はDQNな母親の身勝手な妄執と犯行という物語にはせず、サスペンス風でありながらなんともいえないあわれな、母子の情愛を心ゆたかにうたいあげた人情噺にしたてあげていた。
それが名人の技というものなのだろう。残念ながらこのたびのリライトは、そのあたりの呼吸がうまくはかりきっているとは思えなかった。役者(キャラクター)か、演出か、それとも時代のせいか・・

+++

最後近くBJが裁判所の法廷で証人かなにかになって証言している場面があるけど・・
いつものあの黒いあやしいコート姿なの。
しかもショート丈。原作のコートはロング丈では・・?
まあ、サイズはいいけど・・これって、警備員さんにつまみ出されるタイプの服装じゃないのかしらん・・
というより、BJみたいな「法の外」みたいな立場のひとが証人台に立ったり、できるのかしらん? 
今回はじめて疑問に思った (笑

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2004年11月 3日 (水)

「ブラックジャック」 1

月曜日の夜、「犬夜叉」のあと番組としてはじまった「ブラック・ジャック」
まあ・・原作が手塚治虫だしね・・濃いかんじになるのはわかっていたけど。

オープニングでいきなりマントがひーらひら、は違うんじゃない・・?
だってあの下にはいっぱい、凶器 手術道具が入っているはずなんだしさあ、と子供たちとつっこみいれまくる。
それに気になるなあ。やたらどっか、きらーん!って感じになるところとか・・背景や小道具になにげに薔薇の花がでてくるとことか・・(笑

まあ、作画監督が、『ベルサイユのばら』の後半の監督・出崎統さまといつも強力なコンビを組んでらっしゃる杉野昭夫さまだから仕方ないけど、月曜の夜だしね、マジでちょっと、ひいてしまうのも、たしか。

+++

・・うちの子には、世の教育ママの先例にもれず、読ませていたんです、ブラックジャック。
わたし、リアルタイマーでファンでしたから、もちろん初版もの。
あれ、最初は「恐怖コミックス」というよ~なカテゴリーだったよ~な(苦笑

連載中のチャンピオンはすごかった!
BJをはじめ、萩尾望都の『百億の昼と千億の夜』、『エコエコアザラク』、『750ライダー』。『マカロニほうれん荘』のひじかたさん、きんど~さんなんか、すごかったな~
(追加:さいしょ、「と~ど~さん」と書いてましたが、間違いでした。沖田、土方、近藤の新撰組三人トリオのギャグ物語だから、間違えるほうがナゾともいえるが。
佐山さま、あたたかいつっこみ、ありがとうございます(平伏

それはさておき。
はた、と気がついたんです。
BJは教育によろしくない!

出身学校は三流校(という設定)、無免許、女性とつきあったことほとんどナシ、金に汚い、親族でもないちいさな女の子と同棲?してる・・

・・健全な青少年が読むにはよろしくない!(爆

+++

今日買い物に行って、ついでに見てしまったんです。
「恐怖コミック」出身つながりのためか、あの「サスペリア」の表紙に『ブラックジャック』が・・
でも雰囲気的にめっちゃお耽美で、美少年吸血鬼の『ポーの一族』のエドガーが大人になっちゃったのかよ~と思っちゃった。ここ

このノリでいけばピノコはゴスロリ少女路線かな。
まだ読んでないけど (こわくって

+++

少女漫画つながりといえば、
青池保子のブラックジャック ってのもあるらしい。(少々面長なBJさま

「『エロイカより愛をこめて』でおなじみの少佐や伯爵の世界にブラック・ジャックが登場してドタバタの大騒ぎに!! 」ここ という内容らしいが、同人誌の二次創作みたい。

一回、ブラックジャックの提示した金額を値切りまくるジェイムズ君、ってのが見てみたかったが・・
ふたり、顔とか似てるし (違うか?

とはいえ、はたして青池ファンがあの表紙の雑誌を手にすることはできるか・・
勇気がためされるなあ・・ (お気の毒

+++

もしも・・もしも、ですよ。
「ベルばら」にこんな企画ができたら・・
なんてことを、つい、思った。
いや、もうはじまっているのかも?  ディフォルメ「ベルばら」
 (世も末じゃ・・)

+++

追加(11/7)
「がきデカ」をふたたび笑う夜にしてーーさびしきせつなきはかなきわれか 藤原龍一郎
狂気ともギャグともつかぬ極彩の夢の鴨川つばめよいづこ 藤原龍一郎

追加 ブラックジャック2 も、どぞ。

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2004年10月 5日 (火)

百人一首歌人アニメ2

それはさておき。
任天堂の株価、あがってる・・?

株価の見方なんかしらないが、少なくともアニメ化発表のため暴落、という事態はおこっていないようで・・

百人一首のアニメだなんて、あんな意味不明な企画だというのに、なんだかわけがわからん。

教育テレビ的なおはなしでなければ、マニアック路線かなあ、と友人も言う。
水滸伝でも108人で物語りはすすめられるんだから、100人あればなんとかなるか。
主人公級はやはり六歌仙
ついで36歌仙がずらり、と。イメージ的には、ゲーム『信長の野望』風に・・ (笑

語り部としては盲目の吟遊詩人「蝉丸」がおすすめ。謡曲によると醍醐天皇の第四の皇子であり、また、姉の「逆髪」もまた、当時は不治であったろう発作にとらわれているというひと。あまりあからさまに描写することははばかられるかもしれないので、そこはぼかしつつ、『大鏡』を語る190歳の大宅世継(おおやけのよつぎ)そこのけの不老不死の(悲劇的な)存在として描けばどうか。
もちろん、蝉丸にはむかし、紫式部につかえていたという、『今鏡』を語る150歳を超えた謎の美少女「あやめ」がつきそっている・・
・・なんてね。うん、なかなかいいぞ (笑

文字を読むことができず、弾くことと、歌うことで歌をのこした蝉丸。
歌という、消えてはかなくなくなってしまうものを、文字にし、まとめ、百人一首としてかきつづった定家。
古代から(当時の)現代へ。歌う時代から、文字の時代へ。

なんだか、そんなことを、思った。

歌人アニメ 1 ←こっちよん

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2004年10月 4日 (月)

百人一首歌人アニメ 1

任天堂が歌人アニメ制作をはっぴょう。

へええ、と思っていたところが、内実はまだよくわからないようだ。各メディア記事を読み合わせてみると、あくまで任天堂からの正式な発表ではなく、百人一首文化財団 に私財10数億円を寄付した、任天堂のえらいさんの個人的な発言ということになるのだろうか。
それにしても「経営会議が決めること」という段階での発言のこの影響力、ただものではない。

N-Style さんはこのあたりを分析してこのようにまとめている。
共同通信社によると、アニメは百人一首の歌人を題材にするとしているが、日経新聞は自社のゲームキャラクターを題材にするとしている。電撃オンラインではアニメの題材は百人一首であり、それをゲームと連動する考えがあるとしている。ヤケに具体的な割には記述が伝聞になっている。電撃オンラインの情報ソースの不明さを差し引いたとしても、こうした発言のブレが山内氏のスタンドプレイである可能性を高めている。それに、文化系の記者の多い今回の会見場では踏み込んだ質問が無く、たいした発言が出なかったのではないだろうか。また、山内氏の発言が曲解されている可能性も高い。

なおこちらでは、
仮に任天堂がアニメ業界に進出するとなると、小田部羊一氏がプロジェクトの中心になるのではないだろうか。
という言及もされており・・

なるほど、小田部羊一か。わたしは「太陽の王子 ホルスの大冒険」を子供の頃に観てひどく感動したもんです (年齢がわかるなあ/笑 ちなみに高畑勲や宮崎駿らもスタッフです・・
たとえば大人気アニメの「ポケモン」は小学館プロダクションの作品で・・、ということは外部発注もあるということか? (ジブリなんかも、意外でいいかも?

Modern Syntax さんによると・・
トレーティングカード・ビジネスはまさにお札を刷っているような事業なので、百人一首という著作権の切れたやつを今のテイストでリメイクしてトレーディングカードとGameBoyファミリを中心にマルチ展開していけばなんかおもしろそうなの作れそうですね。
とのこと。
・・ゲーム界のことはよくわかりませんけど・・なるほど、いいかも。

「GENJIのパクリ」「田代が監督」「アニメ『お伽草子』みたいなのにすんのか?」
「どうせなら野球界に参入表明してほしかった・・・」「こんな困惑はFFムービー以来」
「小野小町の濡れ場ありで」
という声もあり・・(笑

わたしとしては、「中大兄皇子の野望」にはじまる崇徳院や後鳥羽院、順徳院などの濃いキャラと、
業平、小町、和泉式部 などの萌え系?恋愛キャラ、
紀貫之、紫式部、定家などの文化人キャラと、
まあ、なんでもそろっていることでもあり・・
たとえば・・
小野篁は『陰陽師』もびっくりのもののけ系だし (しかも「おにいちゃん」と「妹」がらみだったりする・・
西行法師の若いころは微妙に武将系・・
式子内親王なんか、少女時代、ばっちり巫女さん系、してるし・・(しかもプリンセス・・笑

シリーズ化もオッケー。世界に通用できる、いいアニメになるとおもいますけどねえ・・(笑

時雨殿といえば時雨亭。時雨亭といえば冷泉家。それでもって、道浦母都子。ここ
『無援の叙情』の道浦母都子もいいけど・・実現するならもっと若い歌人に監修してもらいたい気も・・(だからといって、「紫式部賞」の俵万智ってかんじでも・・笑

あ・・
なんとか、マウスとかも動き出しました。溜まっているメールとか、ぼちぼち返しますので、すみません。


なぜか「 歌人アニメ2 」もあります・・

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2004年9月 9日 (木)

踊る「冬ソナ」

今日のバレエ・レッスンは二週間ぶりの参加。さすがに身体がついていけない。「グラン・プリエ」(両腿が床と水平になるところまで深く両膝を曲げる)が正直いって、お相撲さんの土俵入りみたいな格好になってしまって、困る。

そのバーレッスンで先生がかけてくれた音楽が「冬のソナタ」だからさあたいへん。
冬ソナファンの友人がきゃあきゃあ叫んでおる。つられて、冬ソナはあんまり観ていないはずのわたしもなんだか、思いいれたっぷりの踊り方になってしまう。
気分はバックダンサー。「美頬、冬ソナを踊る」。はずかしすぎるぞ。
誰にもみられたくないと思う(笑

さて、「冬ソナ」が往年の少女漫画「キャンディ・キャンディ」を参考にしているらしいというのは以前から言われていた。
それによると・・(冬ソナについては こちら
カン・ジュンサン = アンソニー←つまり「ヨンさま」ね
 ミニョン = テリー ←これも「ヨンさま」
 サンヒョク = アルバートさん
 チェリン = イライザ
というような配役になるらしいとのことだが・・
わかるよ~な、わからんよ~な配役だ。だいいち、これじゃあ、ものがたりの始めのほうで死んだはずのアンソニーが、テリーになって生きてるってことになるじゃんか。
どっこいほんまに生きてたんかい、アンソニー? (笑

この件について漫画の原作者が書いている。
Keiko Nagita(Kyoko Mizuki)の小窓から によると・・(以下引用)

「<週刊新潮>の夏季特大号(2004年、8月12、19日号)のワイド特集、“夏のソナタ”のなかに<「冬ソナ」が参考にした少女漫画「キャンディ・キャンディ」>という記事がありました。
「冬ソナ」の脚本家たちが、小さい頃みた「キャンディ」の“アニメ”が心に残り、参考になったと語ってくださったようです。
「冬ソナ」のファンでもあるわたしは、たいへん感激いたしました。
しかし、その最後の一文
『昨年、初めて韓国で「キャンディ・キャンディ」の漫画の完訳本が発売された。もちろん、2人とも(水木注、冬ソナの脚本家)読破しているそうだ。』
・・・と、書かれていました。
しかし、水木はそのような本については、全く知りませんし、許可した事実もありません。
それは、海賊版です。」 (緊急のお知らせより)

キャンディ・キャンディについては、原作者対漫画家の裁判沙汰が記憶にもあたらしいが・・
・・海賊版ですか。
泥沼ですな。

「ミニョン」だが・・
むかしは「ミニヨン」といえばゲーテで、「君よ知るや南の国」だったもんだが・・
・・雲にそびえて立てる国や 彼方へ 君とともにゆかまし
今は冬ソナか・・(笑

黒岩たかひろ氏のHPより)
■5月27日
コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律案(委員会議事録)
(「冬ソナ」と「キャンディ・キャンディ」をキャッシュバックしておいた・・
これだけではよくわからないが・・でもまさかこのときは、「冬ソナ」が「キャンディ・キャンディ」を参考にしているらしいなんてこと、話題にはならなかったらしい?
「日本文化の推進」 をいうなら、是ほどいい例はないだろうに /笑)

+++

こちらも日本の名作アニメ関連から・・?

ブルネイの王太子の奥様は17歳・・
思い出したのは、世界の宮崎駿 監督「ルパン三世・カリオストロの城」の、稀代の策士カリオストロ伯爵と16歳の令嬢クラリス姫の婚礼の場面。
(クラリスは「羊たちの沈黙」のヒロインじゃあ、なくって、こちら )
古い城の奥深く、血と陰謀の果てに粛々とすすめられる婚礼は荘重そのもので、悲劇的なまでにすばらしいものだった。
あの映画のクラリス姫と違い、ブルネイのお妃さまは幸せそうで、輝くような美にあふれていた。
不幸な事件ばかりがおこる昨今、ひさしぶりにしあわせそうな人をみて、うれしくなった。

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2004年8月14日 (土)

海と少年

先日、プールに行って日焼けして帰ってきた次男ですが、そろそろすごいことになってきております。

「脱皮」がはじまったってわけです。

肩と背中のあたりがぴきぴきになり・・
顔も、目のまわりを残してあとは真っ黒、という極悪逆パンダ状態からさらに進化して、真っ黒のボタン鼻がかわいいペット系の顔になってしまい・・
ええ。鼻の脱皮はちょいとむずかしいようで、失敗して血が出て固まってしまったようなんです。

そんなあわれなすがたでも、やはり泳ぎたいらしく、またぞろ海にいったりしてます・・

子供の頃『海のトリトン』(1972年4月1日から同年9月30日まで全27話が放送。朝日放送系)というアニメが大好きで、夢中になっていました。
ギリシア神話を背景にしたような一種の海洋冒険物語で、海の悪い怪物を超古代文明の生き残りの少年が退治していくというような話でしたが、ファンタジックで、海の謎さながらの一筋縄でいかないミステリアスな展開が素敵でした。 (こちらのサイトさんをご参考にどうぞ ここ
原作は手塚治虫。まあこれはそうだろうと言う感じですが・・
注目すべきなのは富野喜幸(現・富野由悠季)の初監督作品で、西崎義展のテレビアニメ初プロデュース作品ということ。つまり『ガンダム』と『ヤマト』の(スタッフですが)夢の饗宴という、嘘だろといいたくなるようなすごい組み合わせ。
キャラクターデザイン・作画監督は羽根章悦(ここ ) 脚本には辻 真先の名前もあります・・
名作といわれるゆえんです・・

『ガンダム』にはよく、古代史関係の地名などが出てきて、そのあまり聞きなれない言葉の響きも作品世界の魅力のひとつになっているかとも思われますが、案外発想のもとは古代ギリシア・ローマを連想させる名前が多出している、この『海のトリトン』ではないかと思ったりしています。それほどまでに、敵ながら魅力的だった「ポリペイモス」、「ミノータス」、それに「ドリテア」、「ヘプタポータ」などはキャラクターとして突出しており、物語の掲げる正義の前に破れる末路はあわれでした。
おりしもアテネでオリンピックが開催されます。ギリシャ神話発祥の地と思えば、『トリトン』に夢中になった者として、感慨深いのはもちろんです。

あしたからちょいと、家族そろってプチ家出します(笑)
もちろん、海方面です。
そういうことで、あしたあたり、お休みします(平伏)

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2004年7月27日 (火)

犯人は・・

25日に 「夜店の思い出」のようなことを書いたが・・

和歌山県の砒素入りカレー事件。
それは自治会の夏祭りの催しでの出来事と聞いているが・・
当時子供が通っていた幼稚園の夏祭りで、いくらなんでも事件を連想させるから、というわけで、バザーのメニューからカレーがきえたのも、思い出のひとつ。
日付かわって昨日の26日はその事件の被害者の七回忌(発生は7月25日)  ここ
そういえばわたしの友人のいとこ、というひとだったか、その祭に参加したらしく。
でもそのひとはカレーではなく、おにぎりかなにか、とにかくべつのものを食べて帰っていて。

・・翌朝、事件に大仰天。
聞いた者も、ソンナ話に仰天したもんだが。

わたしの母の家は以前も書いたが、( 酒鬼薔薇星斗の 1・「星」 2・お笑い篇 )
神戸の小学生連続殺人事件、の発生現場のご近所さんで。

センセーショナルな事件があった、例の中学校の校門のまえを、その日の朝にかぎって通過せず、
でも同じ時刻、まさに、現場の前を、直前まで母といっしょにいた、母の友人は車で通過していたらしい。

・・そのひとは車中で演歌をかけ、いい気持ちで運転していたもので、校門での異変にはまったく気づかず。
・・事件の目撃者にならず、よかった~と言っているらしい・・((=`ェ´=)にゃんにゃん

++++

だれだっておそろしい事故や事件の目撃者などになりたくないだろうと思うはずだし、平和な現代で、そのような現場に一生のうち一度でも行き会うことはないだろうと思われる。
だが人気テレビ番組「名探偵コナン」などでは、主人公の江戸川コナン君(たしか設定では小学校1年生か、高校生のどちらか。いや、両方だった・・笑)は毎週のように殺人事件などの凶悪事件にかかわっている。
未成年の一般人であるはずなのに、行く先々で不吉な出来事が起こるというのは、もはやかれがなにかのオーラを発しているからとしか思えない。
太陽のせい(アルベルト・カミュの、『異邦人』だったっけ)にするのはさておき、たとえ殺意があっても実行しないのが普通の常識というものであろう。とくに「名探偵コナン」で犯罪に走る犯人たちは、根っからの冷酷・冷血なものはおらず、理由をきけばなるほどというような境遇のものが多い。だからこそただの推理ものではないドラマとしておもしろいわけだが、事情が許せば殺人などしたくなかったなどという犯人の、涙ながらのざんげをきいていると・・
「犯人は、おまえだっ!」とドラマのクライマックスでコナン君は言う。
そうだろう。犯人はいる。・・だけど死神は別にいる。そう、死神は犯人ではなくて、じつはコナン君かもしれない。
たぶんこれは、間違いないと思う(うそ・爆)

++++

サカキバラ少年は犯人ではない、というサイトがある。 ここ など
砒素事件の犯人とされる林真須美に関してはどうなんだろう。ちょっと気になる。

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2004年7月24日 (土)

となりのトトロと 3 「狭山事件」など

これは書くべきことではないかもしれないとは思ったのだが。

子供の頃、「狭山事件」という文字を読んだわたしは、どういう事件なの?と両親に尋ねたことがあった。
両親はわたしにはなにも教えてくれず、その不自然な沈黙にかえってわたしは興味をもったものだった。
(事件についてはここではちょっと触れたくないので・・すみません)

さて、名作アニメ『となりのトトロ』の舞台のモデルは昭和30年代の狭山丘陵だという。
それをおもえば、映画のうつくしい自然描写に心奪われる一方、どうにも落ち着かない気持ちになってくる。
たとえば、ドラマのなかで、一時期行方不明になった少女をさがす村人の姿。
そのリアリティーは、はたして監督の力量と言う言葉だけで片付けられていいものだろうか・・

もちろんトトロはただの人畜無害?なもののけにすぎず、狭山事件のような凶悪かつ悲惨な事件とはまったく無縁だとわかっている。
「七国山」は「ヒッチコック山」ではなく、トトロはロリコン抜きで(すみません)女の子たちのいいお友達で、これからもずっとそうだろう。

それはわかっている。わかっているのだ。

だが。

本当にそうだろうか。

そうでなければならないのは、もちろんなのだが。

+++++

「トトロって、絵本に出ていたトロルのこと?」とサツキちゃんが尋ねる場面がある。
トロルは絵本では大概、怪物として描かれ、もともとは北欧を中心とした神話の巨人がモデルらしい。
それはとにかく、姉妹が楽しんだこの「絵本」とはなにだろう。
年代的に「さんびきのやぎのがらがらどん」って感じでもなさそうで・・
性格的には「ムーミン」だけど、外見は違うみたいだし・・?
でも姉妹の一家はインテリだから、外国のもので、まだ翻訳されてない絵本だって与えていたかもしれないし・・

絵本ではないけど、グリーグ作曲「ペールギュント~山の魔王の洞窟にて」に「トロル」と言う名前の魔王がでてくるらしい・・ここ ←MIDIもついてます

+++++

<秋風やゴーシュのセロもゆるみがち>
<谷川にトロルまどろみ霞たつ>
<蛍手にムーミン谷の友訪(と)はん>
<夜半の月照らすガラスの靴一つ>
余寧金之助(よね・きんのすけ)〔本名、瀬田貞二〕・1916(大正5)ー1979(昭和54)・8・21・東京市生・翻訳者(『指輪物語』)・「萬緑」
『俳句人名』 よー2 より

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となりのトトロと 2 「ヒッチコック山」

昨日の『トトロ』続きで

主人公たちのお母さんの入院している病院の場所をふくめて「七国山」というような地名がでてきてけれど・・
その実在やモデルはさておき、発音の感じが、そう、あの巨匠「ヒッチコック」にあまりにもにていたのでびっくりしたモンですが・・

ヒッチコックといえば『サイコ』。
そういえばNHKで放送されていた栗山千明主演(だろ?)『六番目の小夜子』を「ななばんめのサイコ」とウチの子達は呼んで放送をたのしみにしていた・・

『サイコ』といえばシャワーシーン。

あまりにも怖くて、マリオンを演じたジャネット・リーさえこの場面を見てからは、二度とシャワーを浴びなかったそうです。

なんだとか・・。
それでもって、

おふろに流れていく血がチョコレート・シロップで、刺している音はナイフでメロンを刺している音です(ヒッチコック監督はスタッフにいろいろな種類を試しに刺してもらったそうです)。

それでもって、このことを紹介してくれているサイトさん(「YOMIURI ON LINE/へザーの映画館」サイコ (1960) -- Psycho )では、

皆さんが(この)メーキングの詳細を聞けば、少し怖くなくなるかもしれません。

なんて書いてるけど・・余計こわくなるってば(ぼそっ・・)

チョコレートとメロン。
「トトロ」にはでてこなかったけど(『ほたるの墓』ではでてきそうだけど・・)

しばらく敬遠しそう・・(爆)

追記*「七国山」のモデルは、実在の「八国山」だそうです・・
でもやっぱり、「ヒッチコック山」にこだわりを感じるわたしです・・

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となりのトトロと 1 『大きい一年生とちいさな二年生』

いまさらながらテレビで放送されていた『となりのトトロ』を見る。森に棲むふしぎなおばけと、引越ししてやってきたふたりの女の子の物語。当時の同時上映作は『ほたるの墓』 つまりは「おばけ」と「お墓」という関連モノの上映だったというわけか。

名作といわれつづけ、語りつくされたこの物語をあらためてみていて、ズボンのお尻におおきなあて布がしてある男の子や、蚊帳や、アスファルト舗装ではない土の道、くねくねしたあぜ道、森や田んぼや畑といった、なにげない日本のむかしの田舎の光景に涙ぐみそうになった。
歳をとって涙もろくなったせいだろうか、子供が家族とお風呂にはいったり、いっしょに寝る、といったり、雨の中、家族を傘をもって迎えにいったり、するだけで涙ぐみそうになる。夏の田舎で子供がさそいあってランドセルさげて学校にいったりする姿をみているだけで、感動して泣きそうになる。
これってやばいなあ、と自分をいましめながら、観る。

嵐の夜のおそろしさ、雨のつめたさ、森の空気の湿度、壮大な夕焼け、井戸や家の前を走る溝に流れる水の冷たさなどが、画面から痛いほどつたわってくる。はなしよりもなによりも、どうしてだろうか、まずその描写のうつくしさに圧倒され、そういうことばかり観ていた。

森に棲むふしぎなものたちの物語、といっても、『となりのトトロ』にはのちの『もののけ姫』ほどメッセージ色は濃くなく、けれども画面のあちことに散見される注連縄や神木、古い神社、稲荷、地蔵・・といったものに、すたれいくふるい存在への愛惜が感じられた。
それを見ていて思い出したのが、子供の頃に読んだ 『大きい一年生とちいさな二年生』(古田足日)だった。世話になっている上級生の少女のために、少年がホタルブクロという名前も姿もうつくしい花をさがしに出かけると言う物語で、それは通常のエリアのむこうの異界への冒険旅行そのものだった。ひかわさま、 天神さまとさがしつづけ、ついに「おるすのかみさま」のところで花は見つかる。「おるすのかみさま」とは、壁も屋根も壊れかけて、草ぼうぼう、神様なんてまるでそこにはいない、お留守のようになってしまっている神社のことだった・・。
さきごろ30年ぶりかで読み返して驚いたのは、ついさいきんまで、開発される町のすぐそばに暗くてこわい崖の間の通学路だの、一本杉の森やら神社の森やらというものとともにものすごいような田舎がのこっており、そこは信じられないような別世界そのものだった、というようなことだった。ひよわな少年の成長小説ということではなく、今はもうなくなっているであろう、そういう古いなつかしい光景を描いたという点でこの子供向けの物語は貴重で、子供の頃にはまるでわからなかった、失われ行く都市近郊の自然、そして信仰への愛を新鮮な思いをしながら読み返したものだった。

『となりのトトロ』では子供がどんぐりをさがしたり追いかけたりする場面がしきりにでてきた。『大きい一年生とちいさな二年生』もホタルブクロを探しに行く。ちなみに、ほたるぶくろというが、「カンパニュラ」はキキョウ科ホタルブクロ属らしい。
カンパニュラだと『銀河鉄道の夜』だ。
夏休み、そんなことをふと思い出してみた。

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2004年7月14日 (水)

オスカル忌(本日の一句)

本日の一句、というわけでもないのですが。

朝空の隈なく晴れてオスカル忌
(戸板康ニ「俳句・わたしの一句」)  ここ(わかりやすいように、キャッシュバックしてあります・)
(「諸君!」1992年1月号~12月号の作品より)

そう、今日はパリ祭ですが、あの少女漫画『ベルサイユのばら』のオスカルが死んだ日でもあるんです。
「1789年7月14日 世界史上かくれもない不滅の7月14日は前日とどうようにあけた 快晴 気温 ややたかし」(原作『ベルサイユのばら』より。ついでにいうと、「朝空の隈なく晴れて」、そのものの絵もあり;)
ほお。季語になっちゃってるんですか。漫画の主人公といえど、すごいモンです(「へ~」20個)

でもたとえば、
朝顔や濁り初めたる市の空(杉田久女)
・・この句とはまるで正反対の世界ですねえ・・どちらもなにげない、けれど印象深い夏の朝の句でありますが。

それはさておき。この「オスカル忌」にあわせたかのような今日のニュース。宝塚が91年ごろに上演した「ベルばら」で「オスカル」役を演じた涼風真世が結婚した・・ここ 
かねてからうわさになってましたが、よかった、と。
ちなみにこの公演時、天海祐希が「アンドレ」役をやっていた・・。役者は超一級がそろっていたが、内容的には、ちょいともの申したいところおおありだった謎おおきベルばらだった、と思う・・(ビデオとかで観ればわかるが・・あまりおすすめしたくないんだ、これが。ベルばらにはいろんなバージョンがあるんだけど、再演もされてないみたいだし/笑)

俳句とベルばら関連*5/11の日記(ベルサイユのばらと俳人鈴木真砂女とその娘)・・は、ここ にも・・
いまから25年はむかしにアニメーションで放送されたベルばらのナレーションを、あの鈴木真砂女の娘の本山可久子さんがしていた、というおはなしです。
いつもヨタ話ばかりですみません(平伏)

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2004年6月26日 (土)

月にかわって、お仕置き・・1

「今宵の月」を設置したときは三日月だったが、もう半月(上弦の月)になってしまっている。
梅雨の頃なので月も星も雨に隠れて見えはしないが、厚い雲のむこうの星や月のことをおもうと、少しは澄んだ気持ちになる。

月齢表を見ていて、輝面比というのか、%がかわるとともに刻々と月の形が変わっていることに気がついた。
これまでは、東からでてくる月が昨日とかたちがかわっているのは当然で、次の日も形がかわっているのは、当たり前だと思っていた。
つまり、月はデジタル時計のようなものだと信じていたようなところが、あった。
でも違う。本当はアナログだったんだ。
・・そんなことにはじめて気がついた次第。

月といえば「月にかわってお仕置きよ☆」のアニメ・セーラームーンが有名だが(原作漫画をわたしは読んでいない・・)
セーラームーンの少女たちのまっすぐな正義、そして見事な戦いっぷりは、さわやかで気持ちがいいものだった。
わたしたちだっておしゃれしたいしBFとデートしたいし、おやつも食べたいしダイエットは気になるし学校のテストも心配だけど、とりあえず悪いやつは悪い。
相手に悪いことしちゃってたらあとで謝って仲直りすればいいんだから、とりあえず、お仕置き。
というかんじだろうか・・?

それにくらべて、男の子たちが主人公の戦闘モノはというと、(この戦いの意味はなんだろう・・/なぜ俺が戦わなければならないのだろう・・)などと悩むのが多かったような気がする・・
もちろん、女の子たちだって悩んでいる。
でも、戦う男の子たちを主人公とした現代の戦闘系のアニメ(たとえば同時代でいえば「エヴァ」とか・・)が、そろいもそろってどことなく物憂く、懐疑的・厭世的な気配が濃いのが多かったのはどうしてだろう。
まあ、バカみたいに能天気で、使命感がちがちなのよりもいいと思うけど(笑)

2001年9月11日の月齢を調べてみた。下弦の月、月齢23、とある。危険度と関係があるのはほんとうだろうか。すくなくとも、月齢表では危険度は高かったようだが。
イスラム圏では国旗に月を使うことが多いと聞いたが、イスラム圏を照らす月も平和であればいいと思う。

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2004年6月11日 (金)

シャア名言集2・・年下のシャア

先の「シャア名言集」では、わたしらしくもなくはしゃぎすぎました。

『ガンダム』は初回放送時の途中からしっていましたが、まわりの人気におされて、と言うかんじで、いわば「教養」として見ていました・・
でもやはりリアルタイマーの意地です。うちの子供が主題歌を間違えてうたっていると、つい怒ってしまいます(笑)

それより・・トラックバックしていただいたブログPS2『Zガンダム』blogさん↓ の紹介にあったんですが・・わたしのこと、「シャア好きの奥さん」って。

うふふ、「奥さん」。

シャアに「奥さん」なんていわれでもしたならば。
うふふ。(笑)

今のわたしは当時の彼よりずっと年上。
うふふふふ(笑)

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