書籍・雑誌

2010年5月14日 (金)

今週読んだ本

ようやく保険証ができたんで病院へ。
しばらくオットの扶養からはなれてて家族でひとりだけ別の保険証だったけど、これでようやくひさしぶりに家族んとこに戻ってこれたって感じ。別にまあ、うれしくはないんだけれどね〈ツンデレ?〉

で、待ち時間の間に読んだのが

蹴りたい背中

読んだきっかけ:
子供の国語の問題集に載っていたのが面白そうで、病院の待合室で見つけたのを幸いに読んでみました。

感想:
夏休みをひかえて、周囲のバカで気楽な高校生どもと適応なんかできないオトナなわたし、実はかなり「痛い」キャラなおにゃのこ〈ハブされてると被害者ぶってるけど、基本空気読めない無自覚無反省な暴言・暴走タイプ〉が、もっと痛いキャラの男の子〈空気読めないどころか読む気なし、たぶん年齢=友人いない歴更新中の、完全あっち側に生きてるディープなヲタク。だが人畜無害〉に出会ってしまい、でもこれって別に初恋なんかじゃないんだからね、たとえばあれはキスなんかじゃないんだからね、ってなお話。
どうでもいいけど、こんな子らのいるクラスの担任の先生は大変だろうな。どうなる・・この恋!?、って続編が読みたい〈ラノベじゃなかったんか・・!?〉

おすすめポイント:
1、指紋だらけのセロテープでつぎはぎされたアイドル。二次元から三次元に進化し、降臨する女神「オリチャン」27歳←誰?
2、校庭の隅の水道の蛇口〈気がついたら校庭にひとりぼっち〉
3、昭和な平屋築古年意味不明な離れつき。男の子の部屋にある謎のこけしと日本人形の大群〈こっち見んな〉
4、「痴漢注意」の看板。
5、体育〈水泳〉の授業の着替え。部室でブラジャー姿でふざけあうおにゃのこ達。

番外 引きこもりでヲタクの息子は叱れないけど、せっかく見舞いにきてくれた同級生の女の子にはさっそく厳しくあたってくる「にな川」の母〈最凶の姑になるタイプ〉

蹴りたい背中

著者:綿矢 りさ

蹴りたい背中

それともう一冊。

新参者

読んだきっかけ:
職場のパート仲間で評判になってて、そのまま借りた。

感想:
実は東野圭吾は初めて読む。お江戸の下町を舞台にくりひろげられる人情あふれる捕り物帖。初夏から夏にかけて吹きすぎる風のような読後感。下っ引き、もとい所轄の刑事の活躍を描くためには殺人事件でなければならないのはわかるけど、そんでもって犯人が必要なかぎり被害者がが存在しなければならないのもわかるけど、無理にそういうはなしにしなくても、と思いたくなるのは何故。
ちなみにテレビで放送中のよりずっと面白い。

おすすめポイント:
阿部寛の柄シャツ姿〈違〉

新参者

著者:東野 圭吾

新参者

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2009年5月17日 (日)

準戒厳令

・・戒厳令っていうのもなんだけど、新型インフルエンザのおはなし。
むかし読んだカミュの「ペスト」を思いだす。
ペスト発生により封鎖された町。次々に死んでいく人々。
・・重くたれこめた空の災厄の殻竿
って文章があった気がする。「殻竿」ってなになのかわからんまま、辞書をひく時間も惜しんでとにかくその圧倒的なイメージに引きずられつつ読んだっけ。
で、今もわからずじまい。おかげで覚えてるんかもしれんけどv

二週間ほど前から実は医療関係者の友人から警告されてて、それを信じて備蓄用の食料なんかも買い集めてたけど、まさか、という気持ちも実はあったりした。
花鎮祭じゃないけど桜が散るころって疫病の流行が多いらしいから、でもカナダやメキシコと桜は関係ないけど、って思ってたりしてた。

連絡網があり、うちの子らの通ってる学校、休校決定。中間試験も延期。わー。
子供は単純に喜んでるけど・・
夫の会社も「感染が発表されてる区域に居住乃至家族が通学している社員は一日自宅待機」だと。
感染区域を通って通勤してる俺はどうなる、って夫。
たしか「ペスト」に、封鎖された町の海岸で夜、泳ぐ場面があった気がする。
・・酒鬼薔薇事件のときもタイヘンだったけど、
地震に続き、神戸およびその周辺はどうなってるんだろう。

・・で、感染して治癒した高校生のメモが発表されてて、そこに
誹謗中傷はしないで云々
って書いてて、それがちゃんとした漢字でかいてあったの。
繰り返すけどちゃんとした漢字使ってる。どこの高校生?って思ってたけど神戸高校なんね。
なるほど、って漢字に感心した次第。おしまい。

しゃぶらむと口に入れたる体温計 草叢(くさむら)のごとき微熱喚びをり 柚木圭也『心音(ノイズ)』

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2007年4月26日 (木)

ゆゆしき言葉

雪の夜の惨劇となるベルを押す 時実新子

この句の「ベル」は呼び鈴だとずっと信じていた。
雪の夜、その人影はやはり女。微笑む女の視線の向こう側の・・幸せそうな家の玄関には花かなにかが飾ってて、三輪車とかが置いてあって。
・・ややあって呼び鈴を押す女は刃物かなにかを抱いていて。
そんな句だと信じてた。だって時実新子だもん( ´ー`)ノ 

でも思い出してみると「開幕ベルは華やかに」、って小説もあり、だからこの「ベル」ってのは開幕ベルだったかもしれないな、と思ったのはやはり話題の佐佐木幸綱「批評と礼節」で引用されていたこの歌から。

エレベーターとまちがへわが家の呼びリンを押す人がゐる年に二、三度 花山多佳子『木香薔薇』

そこにボタンがあるから押したくなるというのはわからないわけでもなく、開幕ベル、呼び鈴、エレベーターの昇降ボタン、非常ベル、核兵器発射ボタン、ガス室のボタン、防犯ブザー・・私としては嘘とか本当とかそんなことは関係なく、ある「あやうさ」を想起してしまった歌だ。
「まちがへ」てではなく、あらゆる可能性とでもいうか。エレベーター、という卑近なものではなくたとえばテポドン発射ボタン。実物なんて知らないけれど、呼びリンとかたちが似ていないと断定できるわけでもあるまい。呼びリンを押しながら、頭ではなにか別のものを押してしまう、そういう世界が変にぐらりと傾くような「あやうさ」をこの歌でわたしは感じてしまった。
でもなぜにこの歌。呼び鈴とかじゃなくって「呼びリン」なんだ?

・・でもまあとにかく呼びリンならぬ開幕ベルは押されてしまったのだから・・

茄子色にみるみる腫れて来しあたり眼をねらえ眼を俺は熱くなる 佐佐木幸綱(『現代の短歌』より引用)

・・ゴングは鳴らされてしまったのだから。
・・どうなるのだろう。

「短歌」5月号松村正直氏の「「批評と礼節」に答える--佐佐木幸綱氏へ」を読む。これに対する佐佐木幸綱氏の反論はまたあるのだろうか。

「あらず、これには別に故あり」鷗外のゆゆしき言葉聞く秋の夜 永井陽子『モーツァルトの電話帖』

・・6月号で待ち受けているかもしれない幸綱氏の「ゆゆしき言葉」がおそろしい。

怒りの束(たば)を摑んでついに立ち上がるもう一つの水無月(みなづき)の生きざま 佐佐木幸綱(『現代の短歌』より引用)

今日は各地、地震のニュースがあったが・・
それに関係なく、怒りの束(たば)を摑んで、ということはもうないように願いたい・・

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2007年2月27日 (火)

なんやかや

前期試験もおわり、なんだかフラフラになった感じの長男に井上靖「蒼き狼」を渡す。高校時代、友人が読んであらすじやらなんやらを熱くあつくわたしに語り、・・殺戮。美女の略奪。金銀財宝、途方もない放蕩。粗野にして細やかな信頼、そして情愛。厳しくもうつくしい大自然の描写、人間の卑小さ、志の崇高さ・・それでわくわくしながら読んだってのもいい思い出。

長男は一日で読んだ、っていうので本を返してもらい、わたしも読み返す。
いやあ、面白い。っていうより、まだ子供?だったころに読んだ内容を案外正しく理解し、今に至るまでよく覚えていたことに素直に感動。
やっぱり若いころの読書は違うわ。今なんかなにをどれだけ読んでもさっぱりモノにならへんもん・・

最近映画化されたらしくってCMが流れてるけれど・・

「蒼き-」は故・井上靖氏の名作「蒼き狼」(新潮文庫)と角川氏の盟友、森村誠一氏が同じくチンギス・ハーンの生涯を描いた「地果て海尽きるまで」(ハルキ文庫)の映画化。 ここ

とのこと。同じ作者の複数の作品をなんたらするはなしは良く聞くけれど、むむむ。こんなのって、あり?

+

蒼き狼のテーマのひとつに親子の葛藤のはなしがあるけれど・・
実は前期試験の当日の朝に夫とささいなことで言い争って、そのまま長男ったらぷいって出てしまったってことがあった。
わたしはあわててあとを追いかけたんだけれど・・受験生ったら知らんふり。送っていくつもりだったのに、ひとりでさっさと行ってしまって・・
本当にちゃんと受験会場にいったのか、どんな気持ちで試験を受けたのか心配で心配で。
時間になりなんとか帰宅したけれど、即部屋に直行。残された家族一同の雰囲気どよーん。

いろいろあったらしい。しばらくしたら機嫌よく部屋からでてきて好物の桃缶、もりもりたべてたんで安心したけど。

あー。受験って、きつい。本人が一番つらいんだろうけれど、まわりもつらい。

+

っていってるうちにはや卒業式・・
長男の学校の卒業式は毎年ひどくかわっていて、校長先生から卒業証書をいただく際、壇上でなんらかのパフォーマンスをやらかすのが伝統らしい・・
ということで次男・三男。クラブの先輩のパフォーマンスの練習に今日はつき合わされていたとのこと。
どんなのかはお楽しみらしいが・・
わたしは卒業式につけようと思って、金色の南洋真珠を二年ほど前から用意してて、それを指輪に加工する予定だったのに、時間と予算の関係で機会を逸してしまった。
ぐやじい。


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2006年12月 7日 (木)

メイドの夢・夢のメイド

夢のはなしを書くなんていよいよネタ切れってかんじでもあるけれど。

・・先日叶恭子の夢をみた。
あのとおりの大迫力で、しかもわたしにめちゃくちゃ親切にしてくれて、とっても気さくで、それでいて上品でいい人なんである。
ところがわたしったら名前が思い出せない。
まさか「叶美香さんのお姉さん」とはいえなくって、ひたすら恐縮するばかり。

いい人ついでになんてことか!、目の前のマホガニーのテーブルをふきんで拭こうとなさったりするので、
「そ・・そんなことをなさってはいけません!」
ふきんを奪い取ってわたしが拭いた。気分は恭子さまのメイド♪か、ってノリ。

ってそれだけなんだけれど。
・・ひどくうなされたような気もするし。 
あー変な夢をみた。
(えらい不器用なメイドだったわ・・とか (・ω・)
って今頃じつは叶恭子さまも思っているかもしれず・・
な~んてほのぼのと思う師走の朝( ´ー`)ノ

なんて馬鹿なことを思いながら行った図書館でつい借りた本「女王陛下のメイド探偵ジェイン」シリーズ『バッキンガム宮殿の殺人』。
なにが驚いたってかのバッキンガム宮殿のメイドの求人広告が新聞にのってて、特に厳しい身元調査もなく採用される・・っておはなしで。
そんなの某日本の某皇室じゃ、マジありえねえダロ、と。
しかも「下僕」って職名もあって、
「下僕(フットマン)にはゲイが多い」
なんて堂々、登場人物も言っちゃってるし。

まだ読み始めたばかりで事件らしい事件もまだだけれど・・
主人公のメイドもゲイの下僕をほのかに好きになっちってるみたいで・・
なんかむずかしそうな賞をとった本みたいだけど、うげげげげ。まるまる腐女子が喜ぶ設定じゃんかこりゃ、と

こんな本を借りたのも気分は叶恭子さまのメイド♪な夢をみたせいじゃないか、って
まあ、ものはためしに夢占いをしてきた ここ

叶恭子のメイドになって、ふきんでテーブルを拭いた
って書いて占ってみたところ・・  
 

この文章に含まれる有効なシンボル:テーブル 
分析結果 :あなたの夢には象徴的なシンボルが見つかりませんでした

とのこと。

ちなみに

テーブルに関する夢は、物事が沈滞しがちで、退屈する日々が続く意味です。

だって。ほー。

というような無能なダメ主婦のわたしでも、師走となればなんでもまかせて絶対安心・スーパーメイドになりたい!と思うのでありました、って深い大きい願望だと思うんだけどな。
深い大きい、っていうとそりゃ、叶恭子さまの以下省略。

+

昨夜、高1の次男が「僕の背はお母さんより高い」というのでホンマかいな、と背比べしてみたところ・・
ほんま、伸びてた。びつくり。


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