映画・テレビ

2009年5月10日 (日)

『レッド・クリフ』観たよ

「乃(なんじ)の子、平安」小喬のセリフ「レッド・クリフ2」より
乃の子、と書き孕むとよむ・・(画面)

いつから女は地球を歩き出したる風に孕む歩き方せり 高瀬一誌『喝采』

孕む、って言葉、あんまり好きじゃなかった。子作り、ってレベルなくらい嫌。
せめて赤ちゃん授かるっていうか、そういう言い方の方が好きというか。
でも「レッド・クリフ」にあった「乃の子」、というせりふに自分の感覚の狭さを思い知った。

風に孕む・・
不思議な語感だ。神話かなにか、そういうはなし、ありそうな。
高瀬さんの歌のなかでもとりわけ好きな一首だ。

えー、はなしかわって。
パンデミックになるまえに思い残すことなきよう・・ってわけじゃないけど、「レッド・クリフ2」行ってきました~

「1」のラストでなにゆえ突然サッカーを、とお疑いの諸君。なんと「少林サッカー」かハリポタの箒合戦か、ってな神的展開にまずはボー然となりたまえ。そんでもって「デブ助」と「おバカ」の定番的恋。死亡フラグたちまくりのこれでもか展開にこれはないでしょ、と。
そんでもって伝書鳩くん、大活躍でした~。亀も「汗かいて」元気でしたよ~。 「萌萌(馬)」も。
孫権の妹の江戸時代の腰元風「あ・れ~~~」のくるくるくるも必見。
そんでもって黄蓋じいさま、どうでもいいけど北大路欣也そっくりさんになってました(謎
で、投降するふりもなく爆弾突撃にびっくりしました~ 獅童の死を賭しての突撃はそのためだけの日本人キャストかと勘繰り? 北大路欣也そっくりさんと一緒だったからここは赤壁じゃなくってどっかの「203高地」かいなと軽く混乱。
てか、魚油ってあんなに燃えるもんなん? ガソリンよりすご~
でもって孔明が「風よ吹け~」って踊る場面、なかったっす。見たかったのに~~ほんまに三国志なん?
小喬が茶をたてて曹操を釘付けにするは(関西の方言でいうところの「茶でしばく」(お茶する)ってこのことか)、
そんでもってそれしきのことでほんま骨抜きににされて策をあやまる曹操もあんぐりだが、
でもって天上からラピュタのシータみたいに小喬が降ってくるは、
ってことはつまり曹操はムスカ大佐ってことか。周瑜はパズー?

周瑜と孔明はあいかわらずラブラブだし(こいつら見つめあってばかり。愛想つかして小喬は曹操に奔ったのかと。そのほうがいいよって途中で声援おくった私って・・)
逃げる曹操を関羽が逃がす場面はないし(「1」にあった無理やりな伏線、空ブリか)
諸葛キンはどこ? 鵬せんせいも。大喬は?
って謎はありますが、ま画面にむかって立ち上がって抗議するまでもなく「なんちゃって三国志」と思えばとっても楽しかった~、と。
満足度☆☆☆☆☆(星五つ。こんだけ突っ込んどいてこの結果かよ)

カメを買うカメを歩かすカメを殺す早くひとつのこと終わらせよ 高瀬一誌 『喝采』

あ、いや。例の如くカメ、今回もかっわいかったもんでv

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2007年7月23日 (月)

少女は時をかけたか

先日テレビで放送してたアニメ映画「時をかける少女」を観た。
SFとしても物語としても話が破綻しまくってるってことはどうでもよく、
夏休み前の高校の教室。先生との会話。同級生。先輩に後輩。
ノート提出。小テスト。調理実習。模試の掲示。
文系か理系か。生徒会の掲示板。自転車置き場。消火栓。
青い空。グラウンド。通学路の商店街。
そして音楽室で誰かが弾いているピアノの音。
あれやこれやに・・
切なくなった。

「文化遺産」って建物みたいだけのようだけれど、
・・こういう学生時代って、ある意味人生のなかの特別な時代、切り取られた時間帯ってのもまた、失われていく文化遺産のひとつじゃないかなって思った次第。

魔女、と呼ばれてる主人公のおばさんがいい味だしてた。
実はこのひとこそ元・時をかける少女で、ラベンダーの花束といっしょにケン・ソゴルたちとの写真を飾ってるのも切なかった。
消えたはずのあの思い出は・・まだ生き残っていたのだ。

ある日突然少年は消え、残された少女は歳をとっても少女のままで生き続けていて。
ずっとずっと。博物館か美術館の奥深く、古い時代の絵なんかを修復しながら誰かがあらわれるのを待って、待ち続けていて。

・・主人公のマコトちゃんはどうでもいい。
その後の少女「魔女おばさん」からダンゼン目がはなせなかった、『時をかける少女』だった。


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2006年12月 6日 (水)

切り紙

冬至のころが一年で一番日が短いというけれど、実は今ごろっていうのが一年で一番日が暮れるのがはやいらしく。
そんなことを知ったところで人生豊かになれるわけじゃないけれど、そうか、これからだんだん日暮れが遅くなるのか、だったら日暮れのすずめもうれしいだろう、なんて思うだけでちょっとだけ心があったかくなる気がする (わたしだけ?

とにかく日差しがほしいから、プレ大掃除のつもりでカーテン洗ったり障子やふすまの破れ目をつくろったり。

・・破れ目といったら、子供の頃にすんでいた家では、紙で切った紅葉や桜なんかを貼っていたっけ。
母は器用なひとで、つつましい生活の何にでもそういう遊び心をだしてたっけ・・
子供だったわたしもさっそく母から作り方をおそわり、いくつもいくつもそういう切り紙細工をつくったりした。

・・と思い出したところではるかな記憶が。
むかしむかし、母といっしょにかじりつきでみていたテレビの昼メロで、かの「知恵子抄」をやっていた記憶があるんだけれど・・あれは本当だろうか。

と思ったついでに調べてみたら、あった! 

テレビドラマ「智恵子抄」(1970年版)
TBS系列の花王愛の劇場枠で、1970年11月2日~12月31日に放送。

高村光太郎:木村功  高村智恵子:佐藤オリエ
脚本:高岡尚平  演出:鈴木英夫   ウィキペディアより ここ

花王愛の劇場・・だったのね。
いたいけない幼児だったわたしのツボは、智恵子が切り紙細工をひたすらつくる涙の名場面で・・
「たのしそう。わたしもおなじこと、する」
とさっそく遊びはじめたものでありました (子供って、意味不明( ´ー`)ノ 

ついでに見ると・・
おなじく映画「智恵子抄」(1967年版)ってのは
高村光太郎が丹波哲郎 、おなじく高村智恵子が岩下志麻 って豪華キャストっぷり。大霊界VS極妻 微妙に観たいかも( ´ー`)ノ 

+

100均ショップに行ったら、なんとそのつぎはぎ用「紅葉と桜」が商品化されててびっくりした。
まあ、若かったころの母とちがい、娘のわたしはというと、いまさら桜を咲かせる年齢でもなし、と(ん?
紙を地味に四角く切ってすましたけど・・
ふすまは下地までやられててうんざり。
のりを塗った厚紙に糸をとおし、破れ目から入れて裏から貼って、糸でひっぱりながら表の破れ目を直す、ってテクニックで修復はなんとか完了。
あーあ。いい歳をむかえたいじょ。


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