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2009年10月

2009年10月19日 (月)

即詠・午後の風

風邪で金曜から体調がわるく、土曜の夜も苦しいままだったが、夜明け前に起きてぐだぐだチャンネルを漂流していたらばNHK「俳句」にゲストとして藤原龍一郎さんが御出演に。わーい。俳人としての「藤原月彦」ではなく歌人藤原龍一郎として、というのがなんだかうれしい。TVの前で正座して聞き入ってしまう。

プラタナス濡らして夜の雨が降る濡れたきものは濡らしてやれよ  藤原龍一郎

(いっせいに 柱の燃ゆる 都かな  (三橋敏郎))
この世紀にも摩天楼燃え尽きてあまたの柱見えねど燃ゆる 藤原龍一郎

濡れたきものは濡らしてやれよ・・風邪で苦しかったはずなのにトタンにさわやかな気分に。あまたの柱見えねど・・と、余力をかって昼からの兵庫歌会にそなえる。



低き空と湖(うみ)とのあはひのひとところかがやけるありふたりで見つめる みほ

・・これは琵琶湖にいったときのうた。本当にきれいだったんだ・・

即詠のお題はふたつ。「父」と「ふたり」。
さっきの歌の批評のとき、「ふたり、なんて歌、つくれないわw」って声があり、ならば、と出したのが当選したわけ。
それはいいが、なにも考えてなかったんでメチャ×2困る。困った顔@マスクつき で化粧室に行き、できた歌。

手のひらをふたりあはせつわたくしとしばし鏡のなかの私と  みほ

「父」はもっと困る。

父の日に描きし父の絵を父はほめてはくれず午後の風吹く みほ

「毒になる親」じゃないけど、なんか毒々しい歌だなぁ、と。リアルだから仕方ないんだけど。
「シャイなおとうさん」という評も。そうか、あれはシャイだったからなのか・・とはじめて気づく(殴

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とうとつですが「午後の風」、ってことで。


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2009年10月11日 (日)

松の枝

台風のあとベランダに出てみたら、裏の森から風に吹き飛ばされてきたのだろう、松の枝が投げだされるようにして転がっていた。
枯れて赤くなっていたが、つやつやと雨にぬれてとてもきれいだった。

更級日記で確か似た場面があって、それは松ではなく杉の枝で、それもただの夢のはなしなのだが、稲荷の加護のしるしなのだった。

三日参籠して、明日の早朝に退出することにして、少しの間まどろんだ夜に、御堂のほうから、「さあ、これは稲荷から下さる霊験あらたかな杉ですよ」と言って、物を投げ出すようにするので、はっとして気づくと、夢なのであった。

(初瀬川などうち過ぎて、その夜御寺に詣で着きぬ。祓へなどしてのぼる。三日さぶらひて、暁まかでむとて、うちねぶりたる夜さり、御堂の方より、すは、稲荷より賜はる験の杉よ、とて物を投げ出づるやうにするに、うちおどろきたれば、夢なりけり。)

台風の被害は大変なものがあったが・・

「すは、稲荷より賜はる験の杉よ」

・・といって時空をこえて千年まえの誰かの夢から投げられた枝ならいいのに。

体調があまりよくない。もうずっと以前からで、健康だったころのことが思い出せないっていうか。

今までは、どうして虎などになったのかと怪しんでいたのに、この間ひょいと気がついてみたら、おれはどうして以前、人間だったのかと考えていた。中島敦『山月記』

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・・この虫もこんなこと考える一瞬とか、ありそうでなさそうで。

山月記の李徴が月に哭いてゐるその身をまもる闇をもとめて  みほ

伊勢神宮「樹齢数百年」巨木倒れ、参拝停止

2009年10月8日10時55分

 三重県伊勢市の伊勢神宮内宮と外宮は8日、倒木などの影響で参拝を停止し、職員らが撤去作業に追われた。

 内宮の正殿近くでは、幹の直径約2.5メートル、高さ約50メートルもある杉の巨木が、台風の強い風で根元近くから折れ、参道をふさいだ。職員らは「樹齢200~300年はあるのではないか」といい、チェーンソーなどを使い、撤去していた。

 また、20年に一度の式年遷宮に先駆けて架け替え工事が進められている新しい宇治橋には大きな被害はなかったため、工事関係者も安堵(あんど)の表情を浮かべていた。

 内宮近くの月読宮と倭(やまと)姫宮も倒木などにより参拝ができなくなっている。


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2009年10月 7日 (水)

夢前川

・・明日台風で警報がでそうで、10月8日に来る18号台風って・・

「みほお@仮名 さんはどうするの? びゅん、って簡単に来れそうだけど」って職場で簡単に言われてるわたしは魔女か。

警報出たら来れませんね。川沿いの道を通りますから。
メリー・ポピンズのように傘でびゅん、って来れたらいいんですけどねと真剣に思う。

ともあれ警報出たらどのルートで職場に行こう。

というか、いま三男が修学旅行に行ってるんだけど、たしか長男の修学旅行のときも留守を狙うように台風が来たんだよね。
・・呪われてるのはうちの家族か学校か。

でもってどのルートが安全か職場のご近所さんで小会議。基本死んでも職場へ行こうとしていましたってのが美談な職場なもんだから。やれやれ。

でもって夢前(ゆめさき)川って名前ゆかしき川添いの道をとおってわたしはいま職場に行ってるんだけど、

・・夢前川に流されたなら、オフィーリアのように花を数えておりますると伝えてください、って誰に(謎

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渡れどもぬるとはなくにわが見つる夢前川をたれに語らむ 壬生忠見 忠見集

朝に夕に夢前川を渡りつつわれはいづこへ行くを夢みる みほ

夢前の川を流れるオフィーリアのやうに花など数へてをりたし みほ

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