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2007年12月22日 (土)

UFO

30418213

ぼくが東ドイツに住んでいたころのこわいはなしをひとつ

ベルリンの郊外に家があって
あるま夜中に雷のような音がひびいた

あっ・・
空飛ぶ円盤だ!

そう思ったね!
信じて疑わなかった とんでって窓の外を見た!

でもそれは

・・はじめて見る戦車のむれだった

(略)

幼少のみぎり
印象ぶかかったねえ
円盤が戦車にばけたとあっては  -萩尾望都 『小鳥の巣

時ならぬUFO論争で賑わっているが・・

「円盤が戦車にばけた」
ということにだけはならないようにというか、
こわいのは戦車だけじゃないんですけどね。

・・私が人生最初に触れたUFOものといえば、カール・ユングの空飛ぶ円盤だった。
もちろん小学校かそこらのガキんちょのわたしに深遠なユング心理学の世界など理解できるはずもなく、でもなんだか気になるはなしとして心に残っていた。

UFOの存在を示す確証は何もない。しかし、心的存在としてのUFO現象は古代にまで遡ることができ、その中心には円い物にまつわる幻視や伝説、神話がある。ユングはそれを曼陀羅へ通ずる全体性の象徴と見、そこには人類の深い過去に根ざした元型があると考えた。象徴比較や夢解釈を駆使して、現代の神話としてのUFO現象を分析し、心的全体性を回復する契機にしようとした、ユングの生前に刊行された最後の著書。(前掲書ブックレビューより)

UFOが現代の神話ならばゴジラだって、あるときは災いをもたらし、またあるときは災いから守ってくれる「まれ人」と解釈できるこれも神話のひとつってわけで。

でもこの年末、なにゆえに。 
現代人は神話談義になにを求めてるのだろう。

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コメント

まれ人といえばうつぼ舟。まさにUFO。
http://gomibox.hp.infoseek.co.jp/owarai/okama01.jpg

投稿: だいくま | 2007年12月23日 (日) 05時52分

いやあ。相変わらず博学でいらっしゃる。大爆笑いたしました!!

こゆバージョンもあるようですね、うつぼ舟whttp://storage.kanshin.com/free/img_2/22722/2090816864.jpg

鵺を流した例もあるようですね。あけてびっくり玉手箱。罪を得たひとを舟に入れて流す(もしくは逃がす)って発想ってことなんでしょうが・・

回天、でしたっけ。魚雷を仕込んだ一人乗りのうつほ舟。
石破さんの発言はそんなこととは限りなく縁がなくって、平和でイイんだけどw

まれ人としてのゴジラ。今度のゴジラは悪役? それとも人間側? ってのが子供時代の会話の論点でした。
モスラは大概人間サイドで、これはいいんだけど、でもそれもよく考えれば謎ですよ石破さんw


投稿: 美頬 | 2007年12月23日 (日) 10時12分

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