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2007年5月 8日 (火)

紺青の薔薇

去年バルコニーを楽しく飾ってくれたペチュニアのこぼれ種だろうか、どんどん咲き出してくれるのはうれしいけれど、
植えた覚えの無いミニ薔薇の鉢を占拠するようにでっかいのがわがもの顔で咲いているのは、ちと複雑。

それはさておき去年こんなのあったっけというのも咲いてて、中心あたりが濃いグリーンで全体にピンクの網が入ってる白いペチュニアっての。白地に赤の網目ってぶっちゃけ徹夜明けの目玉みたいだけれど、全体的になかなか耽美的というか、クラシカルないい雰囲気で好きな感じ。メンデルの法則を持ち出すまでもなく勝手に交雑してこんなのになったんだろうけれど、なんだか新種をつくったみたいでうれしかったりする。挿し木して大切に増やそうかと思っている。

日盛りを歩める黒衣グレゴール・メンデル一八六六年モラヴィアの夏 永田和宏 『やぐるま』

去年はシーズン直前にきつい嵐に見舞われて、せっかく咲きかけていた薔薇も風にさらされ半死半生になってしまったが、
今年も風は相変わらずきついけれど、薔薇の方も慣れてくれたのか、次々に咲いてくれている。
今朝剪ったのはピースとチャールストンとゴールデンボーダーと絵日傘。以上黄色系。
これだけだとなんだか陽気すぎるので、ラベンダーピノキオとデンティ・ベスをあわせる。
ラベンダー・ピノキオの暗い、茶色とも紫ともピンクともいえないあえかな色合いにただ今夢中。

汝(なれ)こそ死ねと言ひ放ちたる父のこゑ紺青の薔薇香にたちにけり 塚本 邦雄

紺青の薔薇なんてペチュニアの八重咲き系にありそうな感じだが、さてそんなのができたとしても、それは果たして美しい薔薇といえるだろうか。
とはいえこの歌。音読して「紺青の薔薇」を「今生の薔薇」と読みかえたとしてもそれはそれでなるほどなあ、という気もするし。
「紺青」を「根性」にしちゃったらそのまんま巨人の星っぽくなってしまうのもご愛嬌。
燃える大リーグボールの軌跡が血とか炎とかじゃなくって薔薇、って感じでちと不気味系だが。

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