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2007年1月13日 (土)

せりふ

司馬遼太郎の『坂の上の雲』その2、を読んでいる。夢をみてさえいれば幸せだった明治創成期の若者たちの選び取ったあらたなる世界、その発展。面白くってすいすい読める。
登場人物のひとりの正岡子規から目がはなせないのは当然だろうが、

「良句もできるが、駄句もできる。しかしできた駄句は捨てずに書きとめておかなければならない。理由はない。ちょうど金を溜める人が一厘や五厘のお金でもむだにせずにこれを溜めておくのとおなじである。そういう一厘五厘をむだにする者が決して金持ちになれないように、自分のつくった句を粗末にして書きとめておかぬひとはとてものこと、一流の作者にはなれない」

というせりふに、短歌作ったらポイの不肖わたくし、おおいに反省。

さらに

「おどろかされるのは源氏(注:源氏物語)の写生力じゃ。ちかごろ文壇では写実派などととなえだしているが、その写実の上でもいまの小説は源氏にはるかに劣っている」

というせりふ。おなじことは虚子も言ってたらしいが、まさか司馬遼太郎の本でこのせりふを見ようとは。

だんだん日がながくなってきた。いつも夕方になったら自転車を漕いで買い物にいくが、帰り道がほのかに明るい。
今年は暖冬らしく薔薇もつぎつぎ咲いてくれていてうれしいのだが、冬季の手入れ・・植え替えと消毒、の時期がどうにもつかめない。
同じ悩みはおおいらしく、いつまでも薔薇が休眠してくれないので手入れに困る、という声をあちこちで聞く。

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