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2005年7月18日 (月)

赤い馬

(再編集してます)
キトラ古墳から、鮮やかな朱色の衣をまとった獣頭人身の「午(うま)」の絵が残っていたのがみつかったとのこと。ここ
本来ならもっとセンセーショナルな扱いをされて当然だろうが、各紙一面トップ扱いにはされていたものの、なにか腰がひけてる感じがしないでもないのは、その絵の雰囲気によるとしかおもえないのは気のせいか。
だってお盆の前でしょ? 牛頭(ごず)・馬頭(めず)なんて、やだよ。「奇跡的に」地面の下からでてきたりしないで、そのまま地獄に帰れよ。こわいよ。

絵は「午」であって「牛」ではない。
ただそれだけのことなのだが、これが「牛」なら絵の出現はそのまま、人偏に牛とかく「件(くだん)」の出現ということにでもなろうか。

くだんは歴史上の大凶事が始まる前兆として生まれ、凶事が終ると死ぬと言う。
小松左京(1968)「くだんのはは」

ハーン (平井呈一訳)『日本瞥見記』(下), 第23章「伯耆から隠岐へ」五, p.283-284: 「クダンをご存知ありませんか? クダン(件(くだん))というのは、顔が人間で、胴体が牛でしてね。どうかすると、牛から生まれることがあるんですが、これが生まれると、何かが起る前兆なんですな。件というやつは、つねに本当のことしか喋らない。ですから、日本の手紙や証文には『依って件の如し』という文句をよく使いますが、あれはつまり『件のように真実をもって』という意味なんですよ」

佐藤健二『流言蜚語』p.166:
「神戸地方では『件』が生まれ、自分の話を聞いた者は、これを信じて三日以内に小豆飯か『オハギ』を喰えば空襲の被害を免れるといったそうだ」

小松左京(1968)「くだんのはは」:
「 ... 。くだんは件と書く。人牛を一つにしてくだんと読ませるのだ。くだんは時々生まれる事がある。 ... 。くだんは歴史上の大凶事が始まる前兆として生まれ、凶事が終ると死ぬと言う。そしてその間、異変についての一切を予言すると言うのだ。 ... 。」

すべてこちらの引用


・・そういえば人偏に「非」と書いて「俳」となる。
「俳句」の「俳」って、どういう意味なんだろう。

・・三男の風邪がなおったと思ったら、長男・次男と具合がわるくなりはじめ、わたしもちょっと具合がわるい。
「その者青き衣をまといて金色の野に降りたつべし。」ってのは宮崎駿の『ナウシカ』だけど・・
赤き衣の午かあ。
「・・干支の置物は石、ガラス、陶器で作られた「赤い午」を南に置くと動かなか った金運を動かしお金の流れが良くなります。 ただし、交際費が出すぎる 傾向もありますので、無駄遣いには注意しましょう。」琉球占術 より

うう~ん(笑

追加:新約聖書 : ヨハネの默示録

第二の封印を解き給ひたれば、第二の活物《いきもの》の『來れ』と言ふを聞けり。
(略) 斯て赤い馬いで來り、これに乘るもの地より平和を奪ひ取ることと人をして互に殺さしむる事とを許され、また大なる劍《つるぎ》を與へられたり。ここ 第六章 3~4

・・キトラ古墳からでてきた赤い馬が持ってるのは、剣じゃないから良かったってものかしら(マジ

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コメント

キトラ古墳の記事を読んで、思わず諸星大二郎の「暗黒神話」というマンガを思い出してしまいました。
私の知らないところで、とんでもないことが起こっているんじゃ……と半ば真剣に思っております。ガクブル

投稿: add3 | 2005年7月18日 (月) 22時39分

☆add3さま~

おひさしぶりですぅ。毎日暑いですね!

>諸星大二郎の「暗黒神話」

きゃはははは!
もう、なんでもお見通しなんですねえ。
いやあ、わたしもなんとなくこれを思い出してたんです。

遺跡の発掘とともに凶事がおこる、ってのはむかしからのネタですけど・・
泥に転写されてたってのもなんだか執念ぶかいといおうか・・
ついでに「馬頭」だし・・(爆

暗黒神話といったら、クトゥルー神話、ってのもありました・・
これもけっこう掘り返したら執念深い、ってかんじ。

>私の知らないところで、とんでもないことが起こっているんじゃ……
>と半ば真剣に思っております。ガクブル

まあ、こまったことがあったら稗田礼二郎がなんとかしてくれるだろう、と。 (あまりたよりにならないけど/笑

投稿: 美頬 | 2005年7月19日 (火) 08時14分

藤原龍一郎さんが、http://www.sweetswan.com/19XX/" rel="nofollow">http://www.sweetswan.com/19XX/
電脳日記で

(Date: 2005年07月17日 (日) )

・・あおい書店で文庫版の諸星大二郎『暗黒神話』と
『孔子暗黒伝』を購入。
この二作品は「少年ジャンプ」の初出で読んでから、たぶん
五回か六回目の再読になるはず。
しかし、時折、無性に読みたくなる。
開明獣に呼ばれているのかもしれない。・・

と書いておられるのをハッケーン!

うふ(はぁと)

投稿: 美頬 | 2005年7月22日 (金) 13時59分

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