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2005年1月29日 (土)

りんご

梶井基次郎が丸善で置いてきたのが「檸檬」でなく「林檎」だった場合、物語はどうかわるだろうか。
なんて、思った。

・・きっとだれかが袖のはしできゅきゅっと磨いて、そのままコートのポケットに入れて、
こころたのしく持って帰ったことだろう。
うれしいな。うれしいな。
星の輝く夜空の下。
家族みんなのおみやげとして。

+

三男が学校からかえってきて、すぐに遊びにいこうとするから。
おやつぐらい、いただきなさいよ。
声をかけると、いらない、と言う。
これ、りゃう君ちに持って行くから。いいでしょ?
言いながら手にしているのは、2個の林檎。

食べたいなら剥いてあげるよ。
ううん。むこうで剥く。と三男。
包丁かりるの?
うん。

-林檎投げ空の深さを測りゐる-

三男はというとそのまま玄関をでて、
ぽんぽんと、おてだまのように林檎投げ投げ、遊びに行ってしまった。

よく晴れたふゆのいちにち。
・・林檎の名前は、王林
あくまで青い、空の下

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コメント

おはようございます。
私もりんごの中では王林が好きですね。
だってひたすら甘いから(笑)

りんごと書かれていたので赤いほう(ジョナやフジ)を想像していたのですが、青だったのですね~。

そんな王林、人気低下で作付面積が減少しています。色が敬遠されている様ですね。

投稿: seurat | 2005年1月29日 (土) 09時30分

こんばんは~seuratさま~☆

う~ん、わたしも好きなんです、王林。
でも人気なかったんですか~、ショック!

わたしはあの色がすきなんですけどね~
なんだかさわやか~、って感じで。

そちらの一成くんもお林檎すきですか?
風邪ひいたときは、おかあさんがお林檎をすりつぶして食べさせてくれたものですね~

りんご、冬の味ですね。

投稿: 美頬 | 2005年1月29日 (土) 20時20分

りんごというと、普通の人とは違って、私には、園芸農学会の果樹部会の有名な長野と青森の農試の対決が忘れられません。どちらもりんごについてはプライドがあって、お互いの発表内容について熾烈な質問、議論合戦になるんです。学会名物であります。
私の発表なんて、「収穫後の桃果実の中のIAA様物質の消長」なんてテーマなので、類似の研究者がいなくて、誰も質問もしないのでしたけれどもね。

りんごの擂ったのって便秘の時に食べさせられた記憶がありますけど、内容成分的には便秘には効くとは思えないんですけどね。

今、急に風がゴーゴー吹き始めました。
いよいよ寒波襲来ですかね。

投稿: いわ | 2005年1月29日 (土) 21時49分

薪ストーブに林檎の枝をくべると、きっといいにおいがするでしょうね、いわさま~☆

>園芸農学会の果樹部会の
>有名な長野と青森の農試の対決

そ・・そんなマニアックな?対決があったんですかっ!
なるほど・・邪馬台国論争以来の頂上決戦というか、一般人にはにわかに近づきがたい戦いのようです。

>「収穫後の桃果実の中のIAA様物質の消長」

(IAA)とはインドール酢酸のことで、休眠および発芽、伸長抑制物質の一つ・・という物質のことでしょうか。
うわお~
桃果実・・のなかから生まれた桃太郎はインドール酢酸のおかげで元気にうまれてきましたとさ、というようなおはなし・・であるはずないですよね!?

>りんごの擂ったのって便秘の時に

え? 下痢のときだって、聞きましたよ!
便秘のときはみかんだと・・
わかんないよインドール(笑

チエホフ祭のビラのはられし林檎の木かすかに揺るる汽車過ぐるたび 寺山修司

投稿: 美頬 | 2005年1月30日 (日) 20時47分

対決は、過去形ではなく現在進行形ですね。一回見てみたいでしょ。(^_^;)

IAAは、インドール酢酸のことです。
IAA様と言っているのは、分子量とか構造とか生理活性が類似の物質が複数あるみたいだからです。全部単離して分子構造決定できているわけでないのです。まあ、天然の微量物質を純離して構造決定したり、どんな新陳代謝が行われるのかトレースするという研究は、かなり大変なのですが、面白い話も多いです。花粉を十数キロ集めて分析した話とかあります。(どうやって花粉を効率的に集めたか分かりますか?)

りんごは、便秘のときじゃないと私も思います。成分的に便秘に効くとはあんまり思えないです。何で私はりんごを食わされたのでしょうかね。

投稿: いわ | 2005年1月30日 (日) 22時26分

いわさま、おはよ~ございますぅ~☆

>花粉を十数キロ集めて

う~んぅ~ん・・って一晩考えましたぁ
結論。「みつばちさんに集めていただく。」
タイヘンだろ~な(みつばちに同情・・(マジ

ちなみに上であげた寺山修司は青森出身だそうです。
信州長野にご縁のある歌人は斉藤史でしょうね。
戦争で疎開してきたとき林檎倉庫にお住まいだったそうです。

投稿: 美頬 | 2005年1月31日 (月) 07時50分

蜂! 大正解です。

花粉から得られるだろうと、推測していた物質は、ブラシノライドと呼んでいる花を咲かせる物質(あるとわかっているのじゃなくてあるだろうということで仮想で名前までつけている)です。まーいうたら花咲爺の灰ですね。でどうもこれだ!という物質は見つかってないんです。

投稿: いわ | 2005年1月31日 (月) 09時27分

ほお。とゆうことはいわさま~☆

>花を咲かせる物質(あるとわかっているのじゃなくてあるだろうということで仮想で名前までつけている)

へえ。面白いもんですねえ。
自家受精ができたりだめだったり花粉症のもとになったり、花粉の世界って謎が多いんですねえ。

恋の花咲くこともある~
つう花の咲く誘引物質もまた、謎ですね。

じゃがいもの袋に林檎をいっこ入れといたら、ジャガイモの発芽は遅れる、と聞いたこと、あります。
植物の世界は面白いですね。

投稿: 美頬 | 2005年1月31日 (月) 13時19分

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